グラーツ投資顧問の投資情報速報
★9月18日(水)16:00 公開★ ★明日の注目無料銘柄★
★9月18日(水)16:00 公開★
★明日の注目無料銘柄★
【5950】日本パワーファスニング (スタンダード)
【公開時株価】238 円
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■概要↓
同社は工業用ファスナー大手。住宅用主体。特殊ファスナーに強み。中国からは撤退。
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■業績↓
直近発表した24年12月期第2四半期累計の決算は連結営業損益が9100万円の赤字に赤字幅が拡大して着地、通期の同損益も従来予想の9000万円の黒字から3500万円の赤字に下方修正し、一転して赤字見通しとなった模様。
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■現在動意付いている理由
東京市場は為替市場での円高進行が重しとなり全般買い手控えムードの強い展開が続いている。
これから先複数回の利下げを実施し来年前半にかけトータル1%を超える利下げが見込まれている米国に対し、日本では段階的に金利を引き上げ適切な水準と考えられる1%程度まで日銀は金利引き上げを狙っている。
米国では金利の低下が、日本では金利の上昇が見込まれていることで今後は日米の金利差というものは徐々に縮小していくことになる。
この日米金利差の縮小を睨み為替市場では円高が進行している。
日経平均採用銘柄を見ると輸出銘柄が非常に多く、中でも指数寄与度の大きい銘柄はほとんどが輸出関連銘柄である、
今後の一段の円高により輸出関連銘柄は輸出採算悪化により収益下振れが警戒され売りが先行、日経平均を下押す格好となっている。
そんな中で資金は指数から中小型の個別株へシフトするなど、東証グロース市場やスタンダード市場はプライム市場に比べ活況相場が続いている。
同社はスタンダード上場の工業用ファスナー大手、時価総額も40億円そこそこの小型株。
直近発表の決算は連結営業損益が赤字転落ながら、売り上げ自体は懸念されるほどの落ち込みは見せず前年同期比とほぼ変わらない水準をキープしており、鋼材等をはじめとする建築資材価格の高止まりや人手不足等の影響によるものが大きい。
今後は資材価格の上昇分や人件費等の高騰分については販売価格への転嫁する姿勢を表明していることから営業損益ベースでの黒字への浮上も十分考えられる。
同社は東証上場企業の中でもトップクラスの配当水準を維持しており、足元の配当利回りは年10%を超える高配当銘柄でもある。
現状の同社株は230円から250円を挟んだレンジ間での推移が続いているが、単純に現値処で1000株買い付け配当権利を得れば年間で25000円の配当金を得られることとなる。
日銀が金融政策の変更に踏み切り日本国内でもようやく銀行預金に対し利子が付くようになったが、それでも定期預金の金利は0.5%程度である。
25万円を1年間銀行に預けてもらえる利息はわずかに1000円そこそこ、そこから20%の税金を差し引かれれば・・・・
同社の株価チャートを見ると、下値抵抗線である長期線を下支えに株価は緩やかな右肩上がりの推移が継続しているのが見て取れる。
現状の株価水準は急上昇後の反動ということもあり目先の利益を確定させる売りに押されているものの、中期線が位置する240円処では先高への期待買いも向かい下げ渋る動きが見て取れる。
インカムとキャピタルの両面に期待が持てる同社株のジリ高歩調に期待し、注目銘柄として取り上げさせて頂く。