グラーツ投資顧問の投資情報速報
★10月24日(木)15:20 公開★ 日経平均朝安後に切り返す
▼本日の相場振り返り
米国株安を受け東京市場も取引開始から売りが先行、日経平均は300円安と4営業日続落で取引を開始。
前日の米国では底堅い米国景気を背景にFRBの利下げペースが緩やかになるのではないかとの見方から長期金利が一時7月26日以来の水準となる4.25%台まで上昇、この金利の上昇を嫌気する形で割高感の強まった株を売る動きが強まりダウ平均は409ドル安と大幅に3営業日続落、ハイテク株主体のナスダック指数も296ポイント安と主要指数は揃って大幅に水準を切り下げて取引を終えた。
日経平均も米国株安を受け序盤は売りが先行し一時37,712円まで下押す場面も見せたが、日本株は先行して売りに押されていたため下げ幅も限定、売り一巡後は売り方の買戻しも入り急速に下げ幅を縮小させる格好となり、前場の中ごろにはプラスに転換、その後も目先のリバウンド狙いの買いも巻き込みながら前場は50円高と小幅だが反発で取引を終了。
後場も積極的に上値を買い向かう動きこそ見られなかったが指数寄与度の大きい値嵩の半導体関連銘柄中心に買戻しが続き最後は38円高と小幅に4営業日ぶり反発で取引を終えた。
昨日まで続いていた陰線記録もストップしなんとか下げ止まりを見せた形となった。
だが東京市場全体でみると買われたのは指数寄与度の大きい銘柄が中心であり、騰落状況を見ても値上がり596銘柄に対し値下がり980銘柄と値下がり銘柄の方が多い状況であることから底を見たとは考えにくい。
政局をめぐる不透明感に円安進行を背景とした日銀による追加の利上げ観測などなど・・・
東京市場を取り巻く環境は悪いものばかり、今の東京市場は悪い材料を一つ一つ織り込みながら水準を切り下げている段階、その下げ続ける相場がどこで下げ止まるかを見極める局面。
皆がもう駄目だと思って一斉に投げた時が目先の「底」となる。
買い場のタイミングを探っていきたい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で3兆7099億円、売買高は17億1565万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は596銘柄、値下がりは980銘柄、変わらずは70銘柄。
日経平均 38,143.29 +38.43
TOPIX 2,635.57 -1.39
スタンダード 1,114.59 -4.64
グロースCore 809.72 -4.79
グロース250 599.35 -4.74
10/25経済指標&決算発表
・国内
10月東京都区部消費者物価指数(CPI)
《決算発表》
信越化、中外薬、ファナック、日立建、ミスミG、野村不HD、東製鉄、沖縄セルラー、ジャフコG、日本エスコン、アイチコーポ、プレミアG、ナフコ、カワチ薬品、岩井コスモ
・海外
独10月Ifo景況感指数(17:00)
米9月耐久財受注(21:30)
《米決算発表》
エーオン、コルゲート・パルモリブ、HCAホールディングス、センティーン
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