グラーツ投資顧問の投資情報速報
★10月28日(月)15:20 公開★ 日経平均は売り方の買戻しを誘い急反発
▼本日の相場振り返り
注目の衆議院選の結果だが、事前の予想通り自民・公明両党で過半数を割り込む結果となった。
過半数の233議席に対して、自公が獲得したのは215議席(自民:191、公明:24)で、自民党が議席を大きく減らす形となった。
野党の立憲民主は選挙前の98議席から大幅に議席を増やし148議席を獲得と結果的には勝利した形、この衆議院選の結果を受け石破首相は進退について明確に表明せず職務を全うするにとどめているが、首相指名選挙で野田氏に投じる票数が石破茂首相を上回れば、立民を中心とする政権が誕生し事実上の政権交代というものが現実となる。
この選挙結果を受けた休み明け月曜の東京市場だが、寄り付きは今後の政局混迷を不安視したと思われる向きの売りが向かい日経平均は150円ほど水準を切り下げた37,757円と続落で取引を開始、その後の一段安が警戒されたがその後は売り方の買戻しと見られる買いが向かい寄り付きを安値に切り返しの様相、取引開始早々にプラス圏に浮上するとその後は押し目買いで上げ幅を広げる格好に。
先週の東京市場は衆議院選での自民敗北をあらかた想定しており、日経平均も自公過半数割れを織り込んで動いていた。
結果的に想定通り自民は大敗を喫し、自公で過半数を割り込んだものの本日の東京市場の動きを見る限りでは出尽くしによるあく抜けからの買い反応の動きとなった。
株式市場というところは期待・思惑で買って現実で売る、悪材に対しては先回り的に売って悪材が出てしまえば出尽くしから買いで反応するものである。
目先的には売り方による買戻しも入り先週の急落前の水準である39,000円処まで戻しが入ってもおかしくはないが、本日の上昇で目先底打ちから本格上昇局面に入ったとは考えにくい、本日の急反発については与党大敗に期待し空売りを入れていた向きの買戻しが中心、この売り方の買戻しが一巡すれば買いの手も止まってしまう、この買戻しが一巡するのが先週急落前の水準である39,000円処。
米国では来月5日に大統領選が控えていることを考えると東京市場も売り方の買い戻しが一巡後すれば米大統領選をにらんで様子見ムードの強い展開が想定される。
目先は突っ込んだ局面での押し目買い、強いからと勢いに任せて一緒になって上を買いに行くことは避けた方が無難。
押し目買い・戻り売りスタンスでこまめに利益を積んでいきたい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で3兆8858億円、売買高は17億8266万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1504銘柄、値下がりは123銘柄、変わらずは20銘柄。
日経平均 38,605.53 +691.61
TOPIX 2,657.78 +39.46
スタンダード 1,124.56 +16.89
グロースCore 724.94 +29.25
グロース250 595.00 +21.00
10/29経済指標&決算発表
・国内
9月失業率(8:30)
9月有効求人倍率(8:30)
2年国債入札
《決算発表》
キーエンス、コマツ、NEC、JR東海、オービック、シマノ、JPX、カプコン、大和証G、中部電、大東建、SCSK、NSSOL、小糸製、山崎パン、OBC、MARUWA、NESIC、アマノ、日野自、四国電、日ガス、松井証
・海外
米8月住宅価格指数(22:00)
米8月ケース・シラー米住宅価格指数(22:00)
米9月雇用動態調査(JOLTS)求人件数(23:00)
米10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)(23:00)
米7年国債入札
《米決算発表》
アルファベット、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、ファイザー、エレクトロニック・アーツ、シスコ、マクドナルド、スタンレーブラック&デッカー、インサイト、マスコ・コーポレーション、フィリプス66、D.R.ホートン、レイドス・ホールディングス
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