グラーツ投資顧問の投資情報速報

★11月5日(火)16:00 公開★ 日経平均大幅反発、先週金曜下げ分の半分を取り返す

▼本日の相場振り返り

3連休明けの東京市場で日経平均は200円超えの反発スタート。

米ハイテク株安や日銀の追加利上げ観測を背景に先週末金曜に1000円超えの大幅下落を演じた反動もあり、本日は目先の自律反発を見込んだ買いが先行した格好。

東京市場休場中の米国株だが、1日の金曜が発表された10月雇用統計の結果が市場見通しを下回って着地したことを好感しダウ平均は288ドル高と4営業日ぶり反発も、前日は日本時間今晩に控える大統領選を前にポジション調整売りに押され257ドル安と反落するなどほぼ行って来いで終了。

為替市場のドル円は弱い着地となった米雇用統計を受けながら上下に振れることなく152円台を挟んで概ね堅調に推移、市場では10月雇用統計を11.3万人増を見込んでいたが結果は市場見通しを大幅に下回る1.2万人増で着地。

市場の事前見通しを大幅に下回って着地した要因は米航空機大手ボーイングのストライキや大型ハリケーンの被害といった一時的な影響によるものであり今週開催されるFOMCではあまり参考にならない結果となった。

そのあたりが影響し弱い着地となった雇用統計にも関わらずドル円は円高に触れなかったものと想定される。

このあたりが時間外での日経先物にはプラスに作用し先週金曜の夜間帯の日経先物は売り方の買戻しも入り一時600円超水準を切り上げ38,600円で取引を終了、3連休明けの日経平均も夜間帯の日経先物にサヤ寄せする形で水準を切り上げて取引を開始。

先週末比221円高の38,274円で取引を開始した日経平均はその後も売り方の買戻しに目先の自律反発狙いの買いを誘いながら時間とともにジリ高歩調、前場の中ごろには上げ幅を400円超えに広げると一時38,482円まで買い進まれる場面も見せた、先週金曜に下げた分の4割程を取り返した格好である。

決算発表真っただ中ということもあり資金は好決算発表銘柄へ向かう動きが鮮明、上期の営業利益が3.3倍増益で着地した<4319>TAC、今期の経常を前年同期比15%上方修正し配当も36円増額した<6368>オルガノは取引開始から大量の買いを集め株価は制限値幅上限のストップ高張り付きに、上期最終を一転黒字に上方修正した<6147>ヤマザキや今期の経常を50%上方修正し最高益予想を上乗せして着地した<5802>住電工、今期経常を21%上方修正した<9130>共栄タンカー、今期経常を4%上方修正し配当も12円増額した<7729>東京精密など市場コンセンサスを上回る決算を発表した銘柄や増配発表銘柄は軒並み高に。

プラント工事中堅の<1775>富士古河E&Cが制限値幅上限となる7510円まで買い進まれそのまま張り付きに、同社はプライム上場の<6504>富士電機が発行済み株式の46%を保有する連結上場子会社、先週木曜に親会社の富士電機が株式交換により完全子会社化すると発表したことが材料視されている模様。

株式交換による完全子会社化は来年2月3日を予定しているが、交換比率が富士古河E&C株式1株に対して、富士電機株式0.93株を割当交付する内容であり、1株8300円を挟んで推移する富士電機の株価から計算した0.93株分である7700円処にサヤ寄せして富士古河E&C株は推移している格好となっている。

東証は引き続き上場親会社による上場子会社保有という親子上場に関しては問題視しており、これから先も親会社による上場子会社の完全子会社化を目指したTOB実施というものが増えることが想定される。

このあたりを睨み親子上場に関連する銘柄は中期目線で拾ってみるのも面白いのではないか。

本日もお疲れ様でした!


▼主要指数&株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆484億円、売買高は18億9658万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は983銘柄、値下がりは620銘柄、変わらずは43銘柄。

日経平均            38,474.90     +421.23
TOPIX          2,664.26     +20.00
スタンダード        1,122.78   +3.81
グロースCore        854.93     -4.93
グロース250    618.13     -1.83

11/06経済指標&決算発表
・国内
日銀金融政策決定会合の議事要旨(9/19~20開催分)

《決算発表》
トヨタ、伊藤忠、ホンダ、ダイキン、NTTデータG、郵船、ニトリHD、シスメックス、キッコーマン、ヤマハ発、オムロン、IHI、JFE、ミネベアミツミ、JR九州、ALSOK、SBIレオス

・海外
FOMC(~11/7)
米30年国債入札

《米決算発表》
クアルコム、アメリカン・エレクトリック・パワー、CVSヘルス、トリンブル、センプラ・エナジー

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