グラーツ投資顧問の投資情報速報

★11月18日(月)16:00 公開★ 米ハイテク株安を受け日経平均も一時38,150円まで下押す場面も見せるが・・・・

▼本日の相場振り返り

休み明け月曜の日経平均は400円に迫る大幅反落スタート、先週末の米国市場でFRBによる今後の利下げペースが鈍化するのではないかとの見方からハイテク株が売りに押された流れを東京市場も引き継いだ格好。

先週末の米国ではFRBのパウエル議長が講演先にて現状の米国景気を見る限り特段利下げを急ぐ必要は無いと発言、またコリンズ米ボストン連銀総裁も来月開催されるFOMCでの利下げは未定と発言したことで市場が期待していた追加の利下げ観測が大きく後退、これまで追加の利下げに期待して買い付けていた向きの売りが一気に広がりダウ平均は305ドル安と大幅続落、ハイテク株主体のナスダック指数は427ポイント安と大幅に4営業日続落になるなど主要指数は揃って大幅安に。

この流れを受けた東京市場も取引開始から<8035>東京エレクや<6920>レーザーテック、<9984>ソフトバンクG、<9983>ファストリなど指数寄与度の大きい値嵩の大型グロース株へまとまった売りが波及し日経平均は383円安と大幅反落で取引を開始、その後も小口の処分売りが続き取引開始早々には下げ幅を500円近くに広げ一時38,150円まで下押す場面も見せた。

日経平均は先週の一週間だけで1000円近く下げていることからさすがに短期下げ過ぎ感も強く売り一巡後は目先のリバウンド狙いの買いで値を戻すも、上値では戻り待ちの売りも控えるなど戻しも限定。

国内では日銀植田総裁が本日に名古屋市で開催される金融経済懇談会に出席するが、市場ではこの席上にて植田総裁が追加の利上げについて何らかの発言をするのではないかとの観測が高まっており買い方としても積極的に買いを入れにくい状況、このあたりを睨み一段下を狙った売り方による仕掛け的な売り仕掛けも入り下げを加速させていることが考えられる。

テクニカル的にも節目の38,000円を割り込んでくるようなら先月28日に付けた37,550円が意識されるところ、売り方としても38,000円割れから75日線を狙ってくることが考えられるが、日経平均は短期的な下げ過ぎ感も強くここからあえて下を叩くのも正直怖いというのが売り方の本音、きっかけ一つで急切り返しを演じる可能性もある。

本日の日経平均は422円安の38,220円と反落で取引を終了、前場は売り一巡後に切り返しを見せ一時下げ幅を100円近くまで縮小させる場面も見せたが、後場に入ると再度売り直しを浴び日経平均は下げ幅を広げる格好に。

日経平均が後場に入って再度売り直しを浴びたのは名古屋市で開催された金融経済懇談会で植田総裁が追加の利上げ発言を行ったことによるもの、この追加の利上げ発言が重しとなり日経平均は後場に入って再度売りに押され最後も戻すことなく422円安と大幅反落で取引を終了した。

反落とはなったが先週金曜の夜間帯のCME日経先物の水準まで下押す動きは見せず、取引開始早々に付けた安値38,150円をその後ためすことなく取引を終えたことは唯一のプラスか、今後の売り方の踏み上げを狙いここからの押し目は拾っていきたい。

本日もお疲れ様でした!



▼主要指数&株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で3兆7718億円、売買高は17億3308万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は726銘柄、値下がりは861銘柄、変わらずは58銘柄。

日経平均            38,220.85     -422.06
TOPIX          2,691.76     -19.88
スタンダード        1,128.40 -8.85
グロースCore        841.99     -22.35
グロース250    619.26     -6.69

11/19経済指標&決算発表
・国内
《決算発表》
東京海上、SOMPOHD、MS&AD

・海外
米10月住宅着工件数(22:30)
米10月建設許可件数(22:30)

《米決算発表》
ウォルマート、メドトロニック、ロウズ・カンパニーズ、ジェイコブス・エンジニアリング・グループ

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