グラーツ投資顧問の投資情報速報
★11月22日(金)16:00 公開★ 日経平均反発
▼本日の相場振り返り
前日の米国市場取引開始前にロシアが大陸間弾道ミサイルでウクライナ領を攻撃したことが伝わり瞬間的に緊張が高まったが、直後の報道でロシアが長距離弾道ミサイルの使用について真っ向から否定、リスク回避の売りで一時37,700円まで下押す場面を見せた日経先物も売り一巡後は急速に値を戻し米国時間帯に突入するや一転プラス圏に急浮上、ダウ平均大幅続伸も足掛かりにCME日経先物の終値は前日東京市場比220円高と何事もなかったかの如く水準を切り上げて取引を終えている。
週末金曜の東京市場は前日の米国市場でダウ平均が461ドル高と大幅続伸した流れを引き継ぎ、取引開始から値がさのハイテク株の一角に買いが先行し日経平均は100円超えの反発スタート、その後も目先のリバウンドに期待した押し目買いが続き時間とともに水準を切り上げると前場の中ごろには上げ幅を300円超えに広げ一時38,352円まで買い進まれる場面も見せた。
前日の東京市場では決算を発表したエヌビディア株が時間外取引で下落した流れを受け、通常取引でも売りが先行するのではないかとの懸念から<8035>東京エレクや<6920>レーザーテックなどの半導体関連銘柄へ先回り的な売りが波及し日経平均を押し下げる形となったが、時間外で売りに押されていたエヌビディア株は通常取引では買いが先行、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数も1.61%高と反発で取引を終えたことで先回り的に売り立てていた向きが慌てて買い戻しに迫られ上げに拍車がかかったことが考えられる。
前引け間際に一時上げ幅を400円近くに広げ38,420円まで買い進まれた日経平均だが、さすがに週末さらにはウクライナとロシアの新たな地政学リスクの高まりも警戒され後場に入ると売り買い手控えられ様子見ムードの強い展開に終始したが、週末ということを考えると頑張りを見せたのではないか。
今週に入り米バイデン大統領がウクライナに対し米国製の長距離ミサイル「ATACMS(アタクムス)」をロシア領で使用することを許可、この米国製の長距離砲を使用しウクライナはロシア領内の武器庫を攻撃、この攻撃に対しロシアのプーチン大統領はロシアの核ドクトリンを改定し非核保有国による侵略行為に核保有国の参加が伴う場合、ロシアに対する共同攻撃とみなすと発言し、昨日にウクライナ領に向け中距離の弾道ミサイルを発射。
このご時世でロシアが核兵器を使用することは考えにくいものの、ウクライナとロシアの紛争は新たな段階に入ってきたことが考えられる、万が一ということを常に頭の片隅に入れた投資スタンスで臨みたい、利食えるものは早めに利食い、いざという時にはいつでも買い出動できる現金は手元に用意しておきたい。
今週もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で3兆7897億円、売買高は16億8134万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1116銘柄、値下がりは470銘柄、変わらずは59銘柄。
日経平均 38,283.85 +257.68
TOPIX 2,696.53 +13.72
スタンダード 1,129.10 +5.83
グロースCore 851.77 -3.57
グロース250 634.81 -0.83
11/25経済指標&決算発表
・国内
10月百貨店売上高(14:30)
《決算発表》
プラネット、タカショー
・海外
米2年国債入札
《米決算発表》
ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ、アジレント・テクノロジー
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