グラーツ投資顧問の投資情報速報

★11月27日(水)16:00 公開★ 日経平均307円安と続落

▼本日の相場振り返り

27日の日経平均は100円超えの続落スタート。

前日比115円安の38,327円で取引を開始した日経平均はその後も目先の利益を確定させる売りに押されじり安歩調、前日の取引開始前にトランプ次期大統領が自身のSNSを通じ諸外国に対する関税強化発言が引き続き売り材料視されている格好。

さらには米国内の物価高が再加速し日本の輸出企業の販売数量も伸び悩むのではないかとの警戒も買い手控えに繋がり下げに拍車をかける形になっている感じである。

前日の米国株は取引序盤は前日の東京市場と同様にトランプ次期大統領による諸外国に対する関税強化発言が警戒を誘い売りが先行するも、売り一巡後は押し目買いで下げ渋りから切り返し、最後はダウ平均が123ドル高、ハイテク株主体のナスダック指数も119ポイント高と主要指数は揃って続伸で取引を終了、取引終盤にかけてイスラエル治安内閣がレバノン停戦合意を承認したとの報道が伝わったことで中東情勢に対する過度な警戒感が後退したことも買い安心感を誘い引け間際の急切り返しにつながった感じである。

東京市場も強い米国株の流れについて行きたいところだがイマイチ乗り切れない感じである、前日比115円安の38,327円で取引を開始した日経平均はその後も断続的な売りに押されじり安歩調、前場の中ごろには下げ幅を400円近くに広げ38,062円まで下押す場面も見せた、為替市場で152円台半ばまで進んだドル安・円高、また本日は受け渡しベースで11月最終売買日となり運用担当者のリバランスに絡んだ売りが出たことも考えられる。

米国では28日の木曜が感謝祭の祝日に伴い株式市場は休場、翌29日の金曜は感謝祭明けのブラックフライデーとなり半日のみの短縮取引となる、土日を挟んで週明けからはいよいよ12月相場に突入するが、足元で発表される米国の経済指標を見ても個人消費は活発で年末商戦も盛り上がることは必至である。

旺盛な個人消費を足掛かりに米国株は年末から年明けにかけて一段高の展開が想定されている。

この強い米国株に日本株は追随することが出来るのだろうか、多くの国民は賃金も増えず円安を要因とした悪い物価上昇にあえいでいる、経済成長など無縁の国の株が買われるわけはないのかもしれない。

本日もお疲れ様でした!


▼主要指数&株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆1750億円、売買高は18億2665万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は270銘柄、値下がりは1354銘柄、変わらずは21銘柄。

日経平均            38,134.97     -307.03
TOPIX          2,665.34     -24.21
スタンダード        1,121.70 -2.23
グロースCore        847.99     +6.08
グロース250    633.97     -1.50

11/28経済指標&決算発表
・国内
《決算発表》
特になし

・海外
米休場

《米決算発表》
特になし

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