グラーツ投資顧問の投資情報速報

★11月28日(木)16:00 公開★ 日経平均は朝安後に切り返し急の動き

▼本日の相場振り返り

28日の日経平均は200円に迫る3営業日続落で取引を開始。

前日比199円安の37,935円と寄り付きの段階で節目の38,000円を下回って取引を開始した日経平均はその後も前日の米国株安に為替市場での円高進行が重しとなり売りに押される格好、取引開始早々には下げ幅を300円超えに広げ一時37,801円まで下押す場面も見せた。

前日の米国市場は感謝祭を前にポジション調整に伴う売買がメイン、直近の5営業日で1600ドルほど上昇していたダウ平均は利益を確定させる売りに押され138ドル安と6営業日ぶり反落、ハイテク株主体のナスダック指数も115ポイント安と5営業日ぶり反落と主要指数は揃って下落、直近の上昇を考えると休みを前に一旦は目先の利益を確定させる売りに押されて当然、懸念されるほどの下げでは無く利益確定売りの範疇。

東京市場で懸念されたのが米国時間帯に一時150円台前半まで進んだ為替市場のドル安・円高。

米国では12月に開催されるFOMCで追加の利下げ観測が高まっているが、国内では日銀植田総裁が追加の利上げに踏み切るとの観測がここにきて急浮上している、米国では来年に向け一段の金利低下が、国内では一段の金利上昇が見込まれるなど日米の金利差は縮小傾向に向かうこととなり、金利差縮小を睨みドルを売って円を買い戻す「円高」が加速。

日々の概況でもお伝えしているが、我々庶民にとっては円高は輸入物価の低下につながることから歓迎されるが、輸出企業の多い日本にとっては円高は輸出に伴う手取り代金の減少につながりマイナスとなる。

一昔と違い自動車メーカも日本国内で作った車を直接アメリカに輸出することはないのだが・・・・

米国時間帯に一時150円台前半まで進んだ円高が嫌気され序盤は売りが先行した日経平均だが、寄り付き直後に付けた37,801円を安値にその後は急速に下げ幅を縮小させると一時前日終値近辺まで値を戻す動きに。

日経平均が売り一巡後に急速に下げ幅を縮小させたのは150円台に突入した円高の一服、東京市場取引開始前は151円を挟んで推移していたドル円が取引開始と同時に一気に50銭ほど円安に振れたことでさらなる円高を睨み売り立てていた向きの買戻しが入ったことが考えられる。

プラス転換からの一段高が期待されたが、その後の買いも続かず序盤の売り買い一巡後は前日比小幅安圏で売り買い膠着の強い展開に終始、
トレンドが変わったのが前場の10時30過ぎ、米バイデン政権が中国に対する半導体の規制で以前想定されていたより厳しい措置には至らないのではないかとブルームバーグが報じたことをきっかけに<8035>東京エレクなど指数寄与度の大きい値嵩の半導体関連銘柄へ売り方の買戻しと見られる買いが向かい日経平均は一気にプラスに浮上、その後も直近下落に対しる反動から目先のリバウンドン狙いの買いが続き一時上げ幅を200円超えに広げ38,381円まで買い進まれる場面も見せ、前引けは160円高と3営業日ぶり反発で取引を終了。

後場は積極的に上値を買い向かう動きこそ見られなかったが、下値では来週からの12月相場に期待したと思われる押し目買いが入るなどしっかりの展開が続き、最後は214円高の38,349円と3営業日ぶり反発で取引を終えた。

今晩の米国市場は感謝祭の祝日に伴い休場、翌日はブラックフライデーにより半日立ち合いとなることから明日の東京市場も序盤の売り買い一巡後は値動に乏しい展開が想定される。

ただ相場というものは多勢の逆を行くのが常、皆が動かないと思っている時に限り想定外の上昇を見せるもの、そう考えると明日の押したところは強気で拾う局面ではないか。

本日もお疲れ様でした!


▼主要指数&株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆1774億円、売買高は16億8994万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1179銘柄、値下がりは405銘柄、変わらずは56銘柄。

日経平均            38,349.06     +214.09
TOPIX          2,687.28     +21.94
スタンダード        1,147.05 +25.35
グロースCore        854.91     +6.92
グロース250    634.38     +0.41

11/29経済指標&決算発表
・国内
10月失業率(8:30)
10月有効求人倍率(8:30)
11月東京都区部消費者物価指数(CPI)(8:30)
10月鉱工業生産指数(8:50)
10月商業動態統計(8:50)
11月消費動向調査(14:00)
2年国債入札

《決算発表》
ラクーンHD、東和フード、トリケミカル、キタック、幸和製作

・海外
米ブラックフライデー

《米決算発表》
特になし

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