グラーツ投資顧問の投資情報速報
★12月18日(水)16:00 公開★ キオクシアの初値は1440円、初値形成後は・・・
▼本日の相場振り返り
米国株安を受け本日の東京市場も取引開始から幅広い銘柄へ売りが先行、日経平均は前日比187円安の39,176円と4営業日続落で取引を開始。
前日の米国市場では取引開始前に11月小売売上高が発表され、結果は前月比0・7%増と事前の市場見通し0.5%増を上回って着地。
この小売売上高を受け市場ではFRBの利下げペースが鈍化するのではないかとの観測が高まり債券市場では長期金利が上昇、金利の上昇が重しとなりダウ平均は267ドル安と大幅に9営業日続落、ダウ平均の9日続落は1978年2月22日以来、約47年ぶりの記録、大統領選でのトランプ氏勝利を受けてのトランプラリーで上昇した分をほぼ帳消しにした形である。
米国株安を重しに本日の日経平均も下値を探る展開が想定されたが、取引開始早々に付けた安値39,123円を底にその後は押し目買いで踏みとどまるなど以外にも底堅い展開に。
日経平均の下支えになったのが本日早朝に発覚した自動車国内大手の<7201>日産と<7267>ホンダが経営統合へ向け協議を始めるとの報道。
日産・ホンダ連合に三菱自動車が合流すすれば販売台数が800万台超えと世界有数のグループが誕生することとなる、両社は今年3月からEVの開発で協業を進めていくと発表し、車載電池をはじめとする中核部品の共通化や共同調達など、幅広い分野で検討を進めていくとしていたがようやく統合という形が現実的なものになる感じである。
この報道を受け日産株は買い気配スタートから一段高、制限値幅上限となる417.6円まで買い進まれた。
日産・ホンダ連合への合流が期待される三菱自動車も朝から大量の買いを集め株価はストップ高となる487.2円まで買い進まれた。
それ以外でも<7205>日野、<7270>SUBARU、さらには日産系の<5949>ユニプレスや<7222>日産車体など関連部品メーカーへも資金は向かい関連銘柄は軒並み高となった。
本日、東証プライム市場に半導体メモリ大手<285A>キオクシアが新規に上場し、公開価格1455円を15円下回る1440円で初値を形成。
公開価格を下回って初値を形成したことが良かったのか、初値形成後の株価は寄り付きを安値に先高に期待した買いが先行し終始堅調推移、最後は1601円と初値を上回って取引を終了。
東京市場では今週に入り同社株を買うために他の銘柄を売る換金売りと見られる動きが強まっていたが需給的な売り要因も本日で一巡、日本時間の明日早朝に行われるFOMC後のパウエル会見に、日銀政策決定会合後の植田総裁会見を無事通過すれば東京市場を重苦しいモヤモヤ感も払しょくされムードも好転するのではないか。
最後の1週間ぐらいは来年に期待の持てる強い展開になることを期待したい。
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆1248億円、売買高は21億1006万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は587銘柄、値下がりは994銘柄、変わらずは61銘柄。
日経平均 39,081.71 -282.97
TOPIX 2,719.87 -8.33
スタンダード 1,200.50 +0.04
グロースCore 906.20 +9.61
グロース250 635.85 +0.41
12/19経済指標&決算発表
・国内
植田日銀総裁、定例記者会見
《決算発表》
特になし
・海外
米7-9月期四半期GDP個人消費・確定値(22:30)
米12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(22:30)
米11月中古住宅販売件数(24:00)
米10月対米証券投資(12/20 6:00)
《米決算発表》
フェデックス、ナイキ、アクセンチュア、シンタス、ダーデン・レストランツ、ファクトセット・リサーチ・システムズ、カーマックス、コナグラ・ブランズ、カーニバル、ペイチェックス、レナー
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