グラーツ投資顧問の投資情報速報

★12月19日(木)16:00 公開★ 日経平均一時700円超下押すも売り一巡後は・・・

▼本日の相場振り返り

注目のFOMCが終了し会合後の会見でパウエル議長は事前の市場見通し通り0.25%の追加利下げを発表した。

ただ2025年の見通しについては当初の4回利下げから回数を半減し2回を目途に利下げを行うことを明言、このパウエル会見を受け米国市場では長期金利が上昇、金利の上昇を受け株式市場では割高感が強まった株を売る動きが強まりダウ平均は1,123ドル安と大幅に10営業日続落に、ハイテク株主体のナスダック指数も716ポイント安になるなど主要指数は揃って大幅安に。

為替市場では米長期金利上昇を受け日米金利差が拡大するとの見方が強まりドルを買って円を売る動きが強まり154円台後半まで円安が進行。

米国株大幅下落を受け夜間帯のCME日経先物も売りが先行、終値は前日東京市場比750円安の38,400円と米国株同様に大幅に水準を切り下げて取引を終えた。

この流れを受けた本日の東京市場も取引開始から幅広い銘柄へ売りが波及し日経平均は559円安と大幅に5営業日続落で取引を開始、その後も早めの手仕舞い売りと見られる売りに押され取り引き開始早々には下げ幅を700円超えに広げると一時38,355円まで下押す場面も見せた。

<8035>東京エレクや<9984>ソフトバンクG、<6762>TDKなど指数寄与度の大きい値嵩の大型グロース株が大きめの下げと指数を押し下げる格好、半面<4568>第一三共や<2501>アサヒグループ、<2269>明治HDなど為替や金利の影響を受けにくい内需のディフェンシブの一角には消去法的に資金が向かいしっかりの展開。

取引開始早々に下げ幅を726円に拡げ一時38,355円まで下押しを見せた日経平均だが、売り一巡後は売り方の買戻しや押し目買いも入り下げ渋りの様相、前場の中頃には一時安値から500円近く値を戻したがその後の買いが続かず、買い一巡後は再度戻り待ちの売りに売り直しを浴び前場は373円安の38,708円で取引を終了。

昼を目途に行われる会合を終えた総裁のコメントを控え積極的な買いも続かない格好である。

その植田総裁が行った会合後のコメントだが、結果は事前の市場見通し通り今会合での追加の利上げは見送り次回以降に持ち越しとなった。

この植田総裁のコメントを受けた後場の東京市場はあく抜けから買い反応、上値をガンガン買い向かう動きこそ見られなかったが断続的な押し目買いが最後まで続き、大引けは268円安の38,813円と5営業日続落で取引を終了した。

5営業日続落とはなったが、安値からは500円以上値を戻し、また米国株の下落から見れば下げ幅は限定でありなんとか踏みとどまったと言っていいのではないか。

注目の日米金融イベントを通過したことにより年内の株式市場へ影響を及ぼすイベントはひとまず終了、あく抜けからどこまで戻せるかが期待されるところである。


▼主要指数&株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆2249億円、売買高は22億8885万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は770銘柄、値下がりは813銘柄、変わらずは60銘柄。

日経平均            38,813.58     -268.13
TOPIX          2,713.83     -6.04
スタンダード        1,204.50 +4.00
グロースCore        905.02     -1.18
グロース250    630.85     -5.00

12/20経済指標&決算発表
・国内
11月全国消費者物価指数(8:30)

《決算発表》
日本オラクル、ツルハHD、西松屋チェ、コーセル、サツドラHD、CAICA

・海外
米11月個人消費支出(PCEデフレーター)(22:30)

《米決算発表》
特になし

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