グラーツ投資顧問の投資情報速報
★12月30日(月)16:00 公開★ 量子コンピューター関連に活発な資金流入
▼本日の相場振り返り
年内最後の取引となる大納会の日経平均は44円高と小幅に4営業日続伸で取引を開始。
先週末の米国株は長期金利の上昇が重しとなり主力のハイテク株全般へ売りが波及、ナスダック指数は298ポイント安と2営業日続落に、ダウ平均も333ドル安と6営業日ぶり反落になるなど主要指数は揃って下落、12月末ということもあり米大統領選後に大きく上昇したテスラや年初から170%以上上昇したエヌビディア、連日で上場来高値を更新し、時価総額が4兆ドルに迫ったアップルなど足元で上昇していた銘柄中心に利益を確定させる動きが強まった格好である。
米国株大幅安を受け大納会となる東京市場でも取引開始前は軟調な展開が想定されたが、いざ取引が開始されるや日経平均は米国株安を跳ね返し寄り付きは44円高と先週末の強い流れを引き継ぎ小幅ながら続伸で取引を開始。
米国株安を受けながら日経平均が強いスタートを演じたのは為替市場で158円台まで進んだ円安、この円安が米国株安を跳ね返した格好に。
ただ買い一巡後の上値は重く寄り付きをほぼ高値にその後は利益確定売りに跳ね返しを食らう格好、日経平均は先週後半に強い上昇を演じ一気に12月SQ値を捉えると4万円大台をも回復した、年末年始の休みを前に一旦は利の乗っている銘柄へは目先の利益を確定させる動きも強まった感じか。
先週末比44円高の40,325円で取引を開始した日経平均だがその後は目先の利益を確定させる売りに押され終始軟調な展開、前場の中ごろには下げ幅を300円近くに広げ先週末の回復した4万円の大台を割り込む動きに。
ただ4万円は意識しているのかその後の追随売りは見られず売り一巡後は4万円を挟んで売り買い膠着の強い展開に。
日経平均は先週後半の強い上昇の反動から目先の利益を確定させる売りに押され寄り付き以降は終始軟調な展開となったものの、個別は朝からまとまった買いを集め値を飛ばす銘柄が多く観測された。
<4493>サイバーセキュリティや<4258>網屋、<3692>FFRIなどセキュリティ関連の一角が取引開始からまとまった買いを集め終始強含みでの推移に、先週末にJALや三菱銀行に対しサイバー攻撃が発生した流れを受け改めてネットワークセキュリティーに対するマーケットの関心が向かった恰好。
<3687>フィックスターズ、<6521>オキサイド、<6807>航空電子、<6864>エヌエフホールディングスなど量子コンピューター関連銘柄も朝から買いを集め揃って強含み推移に。
生成AIの普及を支える社会インフラとして、日本国内ではデータセンターが建造ラッシュの様相を呈している、自動運転を含め社会のデジタル化の更なる進展が見込まれるなか、超高速での演算が可能なスーパーコンピューターに加えて、 量子コンピューターの開発競争も激化し実用化が大きく期待されている。
例年、株式市場では年末から年始に賑わいを見せ株価を大きく上昇させた銘柄群が年を通じてその年のテーマ株になると言われている。
先週からの動きを見ていると2025年の東京市場のテーマは世界に比べ大きく出遅れているサイバーセキュリティ関連と生成AIブームのさらなる拡大を受け量子コンピューター関連がテーマとして浮上する事が考えられる。
関連銘柄の年始の動きに注目したい。
最後になりますが、2025年もグラーツ投資顧問をどうぞよろしくお願いいたします、皆さま良い年をお過ごしください。
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で3兆6011億円、売買高は16億2287万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は639銘柄、値下がりは954銘柄、変わらずは50銘柄。
日経平均 39,894.54 -386.62
TOPIX 2,784.92 -16.76
スタンダード 1,218.69 -6.40
グロースCore 913.19 -18.13
グロース250 644.18 -0.64
1/06経済指標&決算発表
・国内
東証大発会
12月新車販売台数(14:00)
12月軽自動車販売台数(14:00)
《決算発表》
ダイセキ、ネクステージ、ハイデ日高、ダイセキソリュ、暁飯島、カルラ
・海外
米11月製造業新規受注
《米決算発表》
特になし
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