★1月22日（水）16:00 公開★　日経平均大幅に3営業日続伸

▼本日の相場振り返り

22日の日経平均は328円と大幅に3営業日続伸スタート。

前日の米国市場ではトランプ大統領の関税政策が当初警戒されたほど厳しいものではないとの見方が追い風となり主要指数は揃って大幅に上昇、ダウ平均は537ドル高と大幅続伸し終値ベースで12月11日以来、約1カ月半ぶりに44,000ドル台を回復、機関投資家のベンチマークであるS＆P500指数も52ポイント高と6,000ポイントの大台を回復して取引を終了。

この流れを受けた本日の東京市場も取引開始から幅広い銘柄へ買いが先行、日経平均は328円高の39,355円と夜間帯のCME日経先物の終値を上回って取引を開始するとその後も先高への期待買いで一段高に、取引開始早々には上げ幅を500円超えに広げると節目の39,500円を回復。

日経平均の押し上げ役となったのが＜9984＞ソフトバンクG、前日にトランプ大統領が民間企業による米国のＡＩインフラへの巨額投資を発表、この巨額投資に関してソフトバンクGの孫正義会長兼社長や米オープンＡＩのサム・アルトマンＣＥＯらが同日ホワイトハウスに足を運び今後４年間でデータセンターなど米国内のＡＩ関連のインフラ整備に５０００億ドル（日本円で約７８兆円）を投資すると発表。

この発表を受けた本日の東京市場でもソフトバンクG株は買い気配スタートから一段高、株価は昨年7月以来半年ぶりに1万円大台を回復、同社だけで本日の日経平均を200円ほど押し上げた形である。

ソフトバンクG以外にもＡＩ関連のインフラ整備で恩恵を受けるデータセンター関連である＜5801＞古河電や＜5803＞フジクラ、＜6146＞ディスコなども取引開始から買いを集め軒並み高に。

日経平均は本日までの上昇で節目の39,000円を回復し戻り目途と意識されていた今月SQ値39,343円を上抜き、チャート上の上値抵抗線を明確に突破し4万円大台回復を睨んだ動きとなってきた。

年明け以降軟調な展開が続いていたがようやく上方向を意識した動きになってきた感じである。

明日から開催されるに日銀政策決定会合での0.25-0.5%の追加利上げ実施は先週までの段階で市場もある程度は織り込んでいるものと想定される、そう考えると明日はいったん休憩を挟み会合を終えた植田総裁がコメントを発表した金曜の後場はあく抜けから一気に4万円大台回復トライの展開になるのではないか。

4万円処でまたもや跳ね返しを食らうのか、それとも・・・・

本日もお疲れ様でした！

▼主要指数＆株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆7106億円、売買高は17億5590万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1046銘柄、値下がりは514銘柄、変わらずは82銘柄。

日経平均            39,646.25  ＋618.27
ＴＯＰＩＸ          2,737.19     ＋23.69
スタンダード        1,213.10  ＋1.12
グロースCore        881.40   －2.03
グロース250    630.56     ＋2.64

1/22経済指標＆決算発表
・国内
日銀金融政策決定会合（～1/24）
12月貿易統計（8:50）
12月首都圏新規マンション発売（14:00）

《決算発表》
ディスコ、ニデック、カワチ薬品、エイトレッド

・海外
《米決算発表》
ゼネラル・エレクトリック、ノーザン・トラスト、ユニオン・パシフィック、テキサス・インスツルメンツ

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