グラーツ投資顧問の投資情報速報
★1月23日(木)16:00 公開★ 日経平均一時4万円大台回復
▼本日の相場振り返り
前日の米ハイテク株高を足掛かりに本日の東京市場でも指数寄与度の大きい値嵩の大型グロース株中心に買いが波及し日経平均は164円高と4営業日続伸で取引を開始。
前日の米国市場では今後のトランプ政権の大型減税や規制緩和などを期待した買いが続き主要指数は揃って上昇、中でもAIインフラへの大規模な投資計画が引き続き買い材料視されハイテク株主体のナスダック指数は252ポイント高と大幅に3営業日続伸、終値ベースで12月26日以来となる2万ポイントの大台に乗せて取引を終了。
オラクルやオープンAI、日本のソフトバンクGが共同でAIインフラに5000億ドル以上を投資する計画を受けてエヌビディアなどのAI関連株が軒並み高に、また市場予想を上回る決算や有料会員数が3億人を突破したことなどが好感されたネットフリックスが急伸したことも指数押し上げの要因となった。
米国市場でハイテク株主導の上昇になった流れから東京市場でも<9984>ソフトバンクGや<6857>アドバンテスト、<8035>東京エレクなど指数寄与度の大きい値嵩の大型グロース株中心に取引開始からまとまった買いが波及し指数を押し上げる格好、中でもソフトバンクGが買い先行スタートから一段高、一時上げ幅を500円超に広げ10795円まで買い進まれるなど同社だけで序盤の日経平均を100円近く押し上げるなど昨日に続き同社株が指数上昇の押し上げ役となった。
値嵩のグロース株の上昇を受け日経平均は4営業日続伸スタートと強い動きを演じたものの、東京市場全体を見ると指数ほどの盛り上がりは見せず序盤の騰落状況を見ても全33業種中値を上げたのは10業種ほど、プライム全体の騰落状況でも値を上げたのは400銘柄程と残り7割程は値を下げるなどイマイチ盛り上がりには欠ける内容である。
本日の日経平均は前日比164円高の39,810円で取引を開始、直後に上げ幅を250円に拡げ39,897円まで買い進まれるも、その後の買いが続かず買い一巡後は伸び悩みの様相に、4万円大台が近づけば戻り待ちの売りも多く買いの手も止まる感じである。
買い一巡後に伸び悩み上げ幅を急速に縮小させた日経平均だが、10時を境に再度買い気を強めるとその後は先高への期待買いでジリジリと水準を切り上げる格好に、昨日までとは違い一気に水準を切り上げるというムードではなく、本日に関してはジリジリ水準を切り上げるという言葉通りのジリ高歩調。
足取りはゆっくりだが戻り売りを着実にこなしながら緩やかに水準を切り上げると後場に入り4万円大台を一時回復した。
ザラ場の動きを見ていると10時を境に大型グロース株一辺倒の物色から鉄鋼や海運、機械、重工業など大型株へも資金が循環してきた事が見て取れる。
日経平均がここから4万円大台を固め一段高を演じるには指数寄与度の大きい一部のハイテク株だけの上昇だけでは厳しい感じである、ハイテク株から関連する中小型へ資金が波及し相場全体が盛り上がりを見せてこないとまたもや4万円処が上値となり跳ね返しを食らうことが想定される。
出遅れ中小型株全般に幅広く資金が向かう展開に期待したい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆6322億円、売買高は18億7279万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は639銘柄、値下がりは936銘柄、変わらずは68銘柄。
日経平均 39,958.87 +312.62
TOPIX 2,751.74 +14.55
スタンダード 1,213.20 +0.10
グロースCore 878.59 -2.81
グロース250 624.73 -5.83
1/24経済指標&決算発表
・国内
植田日銀総裁記者会見
日銀、経済・物価情勢の展望を公表
12月全国消費者物価指数(CPI)(8:30)
《決算発表》
オービック、OBC、東製鉄、日置電、ブルドック、令和AH、アクシーズ、ヒガシ21、PLANT
・海外
米12月中古住宅販売件数
《米決算発表》
ベライゾン・コミュニケーションズ、アメリカン・エキスプレス
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