グラーツ投資顧問の投資情報速報

★1月29日(水)16:00 公開★ 日経平均4営業日ぶり反発

▼本日の相場振り返り

米ハイテク株高を受け東京市場も取引開始から買いが先行、日経平均は前日比257円高と4営業日ぶり反発で取引を開始。

前日の米国市場では中国の新興企業ディープシーク社に対する過度な懸念はひとまず落ち着きを取り戻し、前の日の大きく売りに押されていた銘柄の押し目を拾う動きが優勢、前日に急落したエヌビディアが9%近く上昇したほかハイテク株が幅広く物色され、ナスダック指数は391ポイント高と3営業日ぶりに反発、ダウ平均も136ドル高と続伸で取引を終えるなど主要指数は揃って上昇。

米ハイテク株の落ち着けを受け東京市場でも前日に大きく売りに押された<6857>アドバンテストや<8035>東京エレク、<9984>ソフトバンクGなど指数寄与度の大きい値嵩の大型グロース株へ取引開始から売り方の買戻しが流入し揃って買い先行スタート、155円台後半まで進んだ為替市場の円高一服を足掛かりに<6758>ソニーや<6762>TDKなど輸出関連銘柄も買い先行スタートと指数押上げ役に。

前日比257円高の39,273円で取引を開始した日経平均はその後も直近大きく売りに押された銘柄中心に目先の自律反発狙いの買いが入り時間とともに水準を切り上げると取引開始30分後には上げ幅を400円超に広げ一時39,448円まで買い進まれる場面も見せた。

米国での大規模なAIインフラ投資計画を足掛かりに先週の東京市場でも関連銘柄物色が強まり、日経平均は4万円の大台を回復するなど強含み基調が続いたが、今週に入ると短期急上昇の過熱感や4万円大台を回復したことによる目先的な達成感、さらには中国ディープシークショックも重なりやや調整色の強い展開が続いている。

テクニカル的に考えると日経平均は今月17日に付けた38,055円を安値に先週金曜には一時40,279円まで上昇、この間の上げ幅は2000円程になるが、昨日に一時38,886円まで下押しを見せたことで上げ幅に対する半値調整は終了。

本日の動きを見ると序盤の上昇で一時39,448円まで買い進まれたが、日足チャート上に位置する短期線どころで上値を抑えられその後は伸び悩む格好、今週に入ってからの下げ幅に対する概ね半値戻しの水準で上値を抑えられた形である。

外部要因を見るとトランプ政権による関税政策などまだまだ不透明感は強いものの、目先的には日経平均ベースで39,000円-39,500円処で戻り売りをこなしながら底を固める展開が想定される。

39,000円-39,500円処でのレンジ内で押し目買い・戻り売りスタンスで臨んでいきたい。

本日もお疲れ様でした!


▼主要指数&株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆5188億円、売買高は17億1644万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は856銘柄、値下がりは742銘柄、変わらずは43銘柄。

日経平均            39,417.78  +397.91
TOPIX          2,775.59     +18.69
スタンダード        1,231.18  +2.69
グロースCore         932.76   +14.17
グロース250    655.59      +8.28

1/30経済指標&決算発表
・国内
《決算発表》
中外薬、キヤノン、武田、OLC、NEC、NRI、JPX、富士電機、積水化、ヒューリック、新電工、野村不HD、東映アニメ、小糸製、住信SBIネ、NESIC、邦ガス、ネットワン、日野自、トプコン、南海電、FPG、メイテックGHD、ノジマ、日本M&A、エクセディ

・海外
ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)
米10-12月期GDP速報値(22:30)
米12月住宅販売保留指数(24:00)

《米決算発表》
インテル、アップル、ビザ、サウスウェスト航空、マスターカード、キャタピラー、ブラック・ストーン

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