グラーツ投資顧問の投資情報速報

★1月30日(木)16:00 公開★ 日経平均朝安後に切り返す

▼本日の相場振り返り

注目の米FOMCが終了し議長は会合後の会見で正式に今会合での追加利下げは見送り金融政策の維持を表明。

ただ現状の米国経済や雇用動向を見る限り焦った政策変更を行うことも無く、インフレが2%に接近する確信を強めるまで利下げはないと言及するなど市場が期待している早期利下げについてはけん制するなどタカ派的な声明を発表。

このパウエル会見を受けた前日の米国市場では期待していた利下げ観測が後退した事による失望売りが先行し主要指数は揃って下落、トランプ政権がエヌビディアに対し中国向けの販売規制を強化することを検討していると発言したことも重しになった感じである。

本日の東京市場も米国株安が重しとなり取引開始から指数寄与度の大きい銘柄中心に売りが広がり日経平均は112円安と反落で取引を開始。

前日比112円安の39,302円で取引を開始した日経平均は直後に下げ幅を200円近くに広げ39,221円まで下押す場面も見せたが、売り一巡後は押し目買いで下げ渋るなど深押しは見せず、その後は押し目買いで値を戻す動きに。

日経平均の下支えになったのが昨日大引け後に決算を発表した<6857>アドバンテストの大幅高、同社が発表した25年3月期第3四半期累計の決算は連結最終利益が前年同期比2.6倍の1212億円に急拡大して着地、直近3ヵ月の実績である10-12月期の連結最終利益も前年同期比2.4倍の518億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の20.1%から31.8%に急上昇、未定としていた今期の年間配当を39円実施することも同時に発表。

この市場見通しを上回る良好な決算が好感買いを誘い株価は一時400円以上水準を切り上げ8955円まで上昇、同社だけで序盤の日経平均を60円近く下支えする形に。

さらには米国市場の取引終了後に決算を発表したメタ・プラットフォームズとテスラ株の時間外での大幅高、メタは売上高と利益が市場予想を上回ったことが好感され時間外で一時5%超上昇、テスラは利益が市場の予想を下回ったものの、売上高が予想を上回ったことで時間外で約5%上昇、時間外のナスダック100先物も強含み推移を演じていることが安心感を誘い日経平均も売り一巡後は下げ渋りから切り返しを演じたことが考えられる。

本日の日経平均は朝安後に切り返しを演じ前場の中ごろにプラスに転換、積極的に上値を買い向かう動きこそ見られなかったが先高への押し目買いが最後まで続くなど堅調推移、大引けは99円高の39,513円と続伸で取引を終了。

日米の金融政策決定会合も市場見通し通り通過したことで目先は株式市場の妨げになるような要因は無い(トランプ政権による関税への懸念は当面続く)、今後はこれから本格化を迎える企業決算に目線はシフトしてくる事が考えられる。

好決算発表にもかかわらず出尽くしから売りに押された銘柄中心に狙っていきたい。

本日もお疲れ様でした!


▼主要指数&株式スケジュール

日経平均            39,513.97 +99.19
TOPIX          2,781.93     +6.34
スタンダード        1,238.87  +7.69
グロースCore         928.26   -4.50
グロース250    652.60     -3.39

1/31経済指標&決算発表
・国内
12月失業率(8:30)
12月有効求人倍率(8:30)
1月東京都区部消費者物価指数(CPI)(8:30)
12月鉱工業生産(8:50)
12月商業動態統計(8:50)
2年国債入札

《決算発表》
日立、キーエンス、第一三共、デンソー、富士通、コマツ、豊田織機、TDK、三住トラスト、りそなHD、コナミG、塩野義、関西電、商船三井、東ガス、大和証G、ZOZO、レーザーテク、アイシン、JR西日本、MonotaRO、大東建、東洋水産、スクリン、エプソン、三和HD、SCSK

・海外
米12月個人消費支出

《米決算発表》
アッヴィ、エクソン・モービル、シェブロン、フィリプス66、コルゲート・パルモリブ、フランクリン・リソーシズ、チャーター・コミュニケーションズ、エーオン

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