グラーツ投資顧問の投資情報速報
★2月17日(月)16:00 公開★ 円高を重しに一時39,021円まで下押しを見せた日経平均だが・・・
▼本日の相場振り返り
17日の日経平均は55円安と小幅続落で取引を開始、先週末の米国株はダウ平均は165ドル安と反落も、ハイテク株主体のナスダック指数は長期金利の低下を好感し81ポイント高と3営業日続伸、終値ベースで節目の2万ポイントを回復して取引を終えるなど主要指数の終値は高安マチマチ。
今晩の米国市場は大統領の日の祝日に伴い休場、休場を前に全般様子見ムードが強くポジション調整に伴う売買に終始。
東京市場の重しになったのが為替市場で151円台に進行した円高、米国で発表された1月の小売売上高が前月比0.9%減と事前の市場予想0.2%減を下回って着地したことで債券市場では長期金利が低下、米長期金利低下を受け為替市場では日米金利差縮小を睨みドルを売って円を買い戻す円高が進行、この円高が休み明けの東京市場の重しになった格好。
先週末比55円安の39,094円で取引を開始した日経平均は直後に下げ幅を100円超えに広げ39,021円まで下押す場面も見せたが、節目の39,000円は下値として意識しているのか39,000円を割り込んでまでの売りは見せず売り一巡後は押し目買いで値を戻す動きに。
売り一巡後に押し目買いで値を戻し一時プラス圏に浮上した日経平均だが、その後の追随買いが見られず買い一巡後は再度マイナス圏に値を沈める動きに、今晩の米国市場が休場となるため海外勢のフローは限定と積極的な買いも見られない形、序盤の売り買い一巡後は先週末終値を挟んで終日売り買い膠着感の強い展開に終始、最後は24円高と小幅に反発で取引を終了。
本日の東京市場では取引開始前に内閣府から10月から12月のGDP速報値が発表され、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.7%増、年率換算では2.8%増と事前の市場見通しを上回って着地、企業の設備投資がここにきて回復しており民間予測の中央値の前期比0.2%増、年率換算で1.0%増をともに上回るなど国内の景気も緩やかだが回復基調に入っていることが見て取れる内容である。
このGDPを受け設備投資関連の一角である<6954>ファナックや<6861>キーエンスなど機械の一角が取引開始からしっかりの動き、回復基調鮮明なGDPも本日の日経平均の下支えになった感じである。
米国による関税実施が警戒され方向感の出にくい展開が続く東京市場だが、国内長期金利の上昇を足掛かりに大手メガバンクの一角や保険など金融株の一角がここにきて出直り歩調鮮明な様相になっており、来月の期末を前に今後は高配当銘柄への先回り的な買いにも期待が出来る、日経平均4万円大台回復を睨み押し目は積極的に拾っていきたい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆3941億円、売買高は18億7863万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は589銘柄、値下がりは1000銘柄、変わらずは51銘柄。
日経平均 39,174.25 +24.82
TOPIX 2,766.90 +7.69
スタンダード 1,1252.42 -3.70
グロースCore 929.34 -9.06
グロース250 6841.46 +4.40
2/18経済指標&決算発表
・国内
20年国債入札
《決算発表》
トレンド
・海外
独2月ZEW景況感指数(19:00)
米2月ニューヨーク連銀製造業景気指数(22:30)
米2月NAHB住宅市場指数(24:00)
米12月対米証券投資(2/19 6:00)
《米決算発表》
エンタジー、エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントン、メドトロニック、バルカン・マテリアルズ、ジェニュイン・パーツ
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