グラーツ投資顧問の投資情報速報
★2月25日(火)16:00 公開★ 序盤に一時38,131円まで下押すも、売り一巡後は・・・
▼本日の相場振り返り
3連休明けの東京市場で日経平均は400円超えの大幅反落スタート、先週末比417円安の38,359円で取引を開始した日経平均は直後に下げ幅を600円超えに広げると一時38,131円まで下押す展開に。
東京市場休場中の米国株は24日の日がダウ平均が748ドル安と今年最大の下げ幅になるなど主要指数は揃って大幅下落、先週末の米国では取引開始前に2月ミシガン大消費者信頼感指数が発表され、結果は50.4と前月比で2.3ポイント低下し23年9月以来となる低水準で着地した。
サービス業の景況感も49.7と2年ぶりに好不況の目安となる50を割り込んだことで今後の景気後退懸念が急浮上、これまで堅調推移が続いていた米国景気だが、トランプ大統領就任により関税政策などへの不透明感が懸念され、米国経済が今後悪化するのではないかとの懸念が高まりを見せている感じである。
この結果を受け債券市場ではFRBによる追加利下げの時期が早まるのではないかとの観測から長期金利が低下、金利の低下を受け日米金利差縮小を睨み為替市場ではドルを売って円を買い戻す円高が進み一時148円台半ばまで円高が進行した。
休み明けの東京市場は米国株安に為替市場での円高が警戒され取引開始からリスク回避の動きが強まり幅広い銘柄へ売りが波及する格好に。
前日の米国市場の動きを見てもダウ平均は33ドル高と小幅に4営業日ぶり反発とはなったものの、これまでの下げから見れば反発も弱く、ナスダック指数とS&P500指数にいたっては揃って続落で取引を終えるなどまだ下げ止まりを見せていない状況である。
本日の東京市場でも今後の米国株一段安が警戒されている模様である。
業種別の騰落状況を見ても全33業種中20業種以上が値を下げるほぼ全面安、中でも円高を警戒し自動車やハイテクなど輸出関連銘柄の下げが鮮明、米国市場で代表的な半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数が2.59%安と大幅に下落した流れを受け、東京市場でも指数寄与度の大きい<8035>東京エレクや<6857>アドバンテストなど指数寄与度の大きい値嵩の半導体関連銘柄が取引開始からまとまった売りに押され指数を押し下げる格好。
全般軟調な名kで資金が向かったのが大手商社株の一角、<8058>三菱商事や<8031>物産、<8001>伊藤忠など五大商社株は揃って買い気配スタートから一段高と逆行高に。
買い材料視されたのが世界最大の投資家といわれる米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が先週公表した「株主への手紙」
その中で、日本の5大商社への投資拡大にあらためて意欲を示したことが報じられており、これが追い風となり商社株買いに繋がった格好、バフェット氏はこれまで5大商社の保有上限を10%未満としていたが、上限を適度に緩和することで5社と合意したとし、今後は持ち分比率が若干上昇するとの見方から買いを集めたことが考えられる。
米トランプ大統領は富裕層を含めた減税を掲げているが、大規模減税は政府債務の拡大に繋がることとなる、このトランプ大統領の政策に対しバフェット氏は「愚かな財政運営がまん延すれば紙幣は価値を失う。米国でも危機にひんしている」「通貨の安定にはあなた方の知恵と用心が必要なことを決して忘れないで」と株主への手紙で記している。
富裕層に対する大規模減税や世界を相手にした関税強化、さらにはウクライを巡る停戦交渉などなど、トランプ大統領が手掛ける政策は誤った方向に向かっているとの見方が米国内でも高まりを見せている。
大統領選では圧勝したトランプ大統領だが、このままの政策を続けていけば米国はどうなるのだろうか。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆8611億円、売買高は19億6656万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は725銘柄、値下がりは845銘柄、変わらずは70銘柄。
日経平均 38,237.79 -539.15
TOPIX 2,724.70 -11.83
スタンダード 1,240.00 +0.43
グロースCore 920.91 -9.59
グロース250 673.56 -6.66
2/26経済指標&決算発表
・国内
2月決算銘柄の配当・優待権利付き最終売買日
《決算発表》
プラネット
・海外
G20財務大臣・中央銀行総裁会議(南アフリカ共和国、~2/27)
米1月新築住宅販売件数(24:00)
米7年国債入札
《米決算発表》
エヌビディア、セールスフォース・ドットコム、イーベイ、ビヨンド・ミート、ロウズ・カンパニーズ、NRGエナジー、ベリスク・アナリティックス、TJXカンパニー
━━━━━━━━━━━━━━━━━
無料銘柄診断・無料相談・問い合わせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼メールで問い合わせはコチラをクリック
→【問い合わせフォームへ】←
(※24時間受付・営業時間内対応)
▼電話で問い合わせはコチラ
TEL:03-5847-3520
(※土日・祝日を除く 平日09:00~17:00)
━━━━━━━━━━━━━━━━━