グラーツ投資顧問の投資情報速報

★2月28日(金)16:00 公開★ トランプ関税発言を警戒し日経平均は1000円超えの大幅反落

▼本日の相場振り返り

週末金曜の東京市場で日経平均は400円を超える大幅反落スタート。

前日比403円安と寄り付きの段階で節目の38,000円を下回って取引を開始した日経平均はその後も週末さらには月末のポジション調整売りを巻き込みながら時間とともに水準を切り下げる動きに。

日経平均大幅反落の要因は米トランプ大統領による中国からの輸入品に対し10%の追加関税実施発言、トランプ政権は今月4日に中国に対し10%の追加関税を発動したが、今回新たに10%上乗せしたことで合わせて20%の関税となる。

米国へ流入する合成麻薬が止まらないことが追加関税実施の理由、またメキシコとカナダにも米国への合成麻薬の流入を理由に予定通り3月4日から25%の関税を課すことを自身のSNSを通じ表明した。

このトランプ大統領の追加関税に対し中国も米国からの輸入品に対し最大で15%の追加関税を課す報復措置を表明。

これを受けた前日の米国市場では関税引き上げが米国内のインフレ圧力につながり、米国経済を支える個人消費が減速するとの懸念から株を売る動きが加速、ダウ平均は193ドル安と大幅続落、ハイテク株主体のナスダック指数も530ポイント安と主要指数は揃って大幅に水準を切り下げて取引を終了。

米国株大幅下落の流れを受け週末金曜の東京市場でも取引開始からリスク回避の売りが優勢となり日経平均は405円安の37,853円で取引を開始、その後も週末特有のポジション調整売りを巻き込みながら時間ととも水準を切り下げ前場中ごろには下げ幅を900円超えに広げ一時37,300円台前半まで下押す場面も見せた。

トランプ大統領が今回も直前で関税発言を撤回すれば日経平均も一気に戻りを試す展開が考えられるが、もし発言通りに3月4日から関税を実施すれば・・・・本日の下落により昨年10月に付けた安値37,651円を下まわったことでテクニカル的に考えると9月安値である35,200円台まで下押す展開も考えられる。

米国景気だけでなく世界を混乱に陥れることになる関税を本当にトランプ大統領は実施するだろうか?

株価水準だけを考えると拾いたいところだが、ここは落ち着きを見せるまで様子見に徹したい。

今週もお疲れ様でした


▼主要指数&株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で6兆2109億円、売買高は27億921万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は312銘柄、値下がりは1283銘柄、変わらずは44銘柄。

日経平均            37,155.50 -1,100.67
TOPIX          2,682.09     -54.16
スタンダード        1,209.01 -19.11
グロースCore         887.91 -16.74
グロース250    653.77 -14.79

3/03経済指標&決算発表
・国内
《決算発表》
伊藤園、タカショー、ピープル

・海外
中国2月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)(10:45)
2月米ISM製造業景況指数(3/4 0:00)

《米決算発表》
特になし

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