グラーツ投資顧問の投資情報速報
★3月4日(火)16:00 公開★ 反落も底堅さを見せた日経平均
▼本日の相場振り返り
本日の日経平均は取引開始直後から売りが先行、一時36,816円まで売り込まれる場面があった。
売り一巡後に切り返しを見せる展開となるもその戻しは限定的なものに留まり、大引けでは前日比454.29円安の37,331.18円で取引を終えた。
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落となり、終値では前週末比649.67ドル安の43191.24ドル、NASDAQ総合株価指数は前週末比497.09ドル安の18,350.19ドルで取引を終えている。
本日の下げの主因となったのは、米国のトランプ大統領による各国への関税の強化に対する思惑であろう。
同氏は国境を接するカナダ・メキシコからの輸入品に25%の関税を課した。中国には、2月4日に適用した追加関税にさらに10%を上乗せとなる。
米国と主要3カ国が関税をかけ合う「貿易戦争」に発展することで世界経済が大きな打撃を受ける恐れがある。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、中国の業者が「米国の輸出規制を回避してエヌビディアの最新AI半導体を注文している」と報じたことから、トランプ米政権が半導体の対中輸出規制を強化するとの警戒感を誘いエヌビディアが8%超の大幅安と強い売りが出ている。
ダウ平均の構成銘柄ではないものの同業のブロードコムも売られ、米株相場を押し下げている。
これを受けた東京市場では半導体製造装置の主力株であるアドバンテストやディスコ等が売りに押され続落となるなどその影響を強く受ける格好となり、日経平均を大きく押し下げた。
対照的にトランプ大統領とゼレンスキー氏の会談が破断の様相となったことから、ロシア・ウクライナ間の戦争が継続するとの思惑から防衛関連株へ資金が向かう展開が見て取れた。
三菱重工に強い買いが向かった他、IHIはその思惑から11%超の値上がりを見せた。
特に先週からトランプ大統領の関税に絡む思惑、そこから派生したエヌビディアの決算を含めた半導体関連への先行きの懸念から、東京市場は継続した売りに押される格好となっている。
日経平均の終値37,331.18円は昨年9月以来となる約半年ぶりの安値水準となるが、昨年以来同水準では底値を拾う動きから押し目買いが向かい何度も反発に転じたことがチャートから確認出来る。
現値の水準にて日経平均の反騰に期待し、再び40,000円水準を試す動きに期待したい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆8600億円、売買高は17億7186万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は512銘柄、値下がりは1068銘柄、変わらずは55銘柄。
日経平均 37,331.18 -454.29
TOPIX 2,710.18 -19.38
スタンダード 1,199.57 -8.63
グロースCore 862.10 -23.47
グロース250 646.46 -11.84
3/05経済指標&決算発表
・国内
《決算発表》
フジコーポ
・海外
中国で全国人民代表大会(全人代)開幕
中国2月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)(10:45)
米2月ADP雇用統計(22:15)
米1月貿易収支(22:30)
米1月製造業新規受注(3/6 0:00)
米2月ISM非製造業景況指数(3/6 0:00)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)(3/6 4:00)
《米決算発表》
キャンベル・スープ
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