グラーツ投資顧問の投資情報速報

★3月7日(金)16:00 公開★ 終値ベースで37,000円下回る

▼本日の相場振り返り

週末金曜の日経平均は500円超えの3営業日ぶり反落スタート。

前日比506円安の37,198円で取引を開始した日経平均は直後に下げ幅を700円超えに広げると節目の37,000円を割り込み一時36,923円まで下押す場面も見せた。

日経平均急反落の要因は為替市場で147円台半ばまで進んだ円高と前日の米国株安によるもの。

昨夕に連合が発表した2025年春闘で労働組合が要求した賃上げ率の平均は1993年以来、32年ぶりの水準となる6.09%となった、この高い賃上げ要求を受け市場では日銀による追加の利上げ観測が急浮上、昨日東京市場引け後の為替市場では日米金利差縮小を睨みドルを売って円を買い戻す動きが加速、一気に147円台半ばまで円高が進行。

この急速な円高を受け夜間帯のCME日経先物も売りが加速し終値は前日東京市場比650円安の37,040円と大幅に水準を切り下げて取引を終了。

追い打ちをかけたのが前日の米国株の大幅安、二転三転するトランプ政権による関税政策に対し市場でも不透明感が高まっており、前日の米国市場ではダウ平均が427ドル安と大幅反落になるなど主要指数は揃って軒並み安、この為替市場の円高進行と米国株大幅安が主末の東京市場を直撃、取引開始から幅広い銘柄へ売りが波及し日経平均は取引開始早々に節目の37,000円を割り込む動きとなった。

業種別の騰落状況を見ても値を上げたのは石油・ゴムなどわずかに3業種、残る30業種は値を下げるまさに全面安、中でも円高を嫌気し自動車や電機、ハイテクなど輸出依存度の大きい銘柄が大きめの下げとなった。

全般軟調な中で資金が向かったのが<7011>重工や<7012>川重、<7013>IHIなど防衛関連の一角、防衛関連については米トランプ大統領が日本に対し防衛費の増額を要求し、前日には米国防次官候補が日本の防衛費をGDPの3%に引き上げを主張するなど思惑が高まっている。

欧州でもウクライナとロシアの戦争に絡み防衛関連株に投資資金が集中するなど有事を意識した動きが観測されており、この流れが東京市場へも波及した格好と資金の逃避先になっている感じが強い。

週末金曜の日経平均は817円安の36,887円と3営業日ぶり反落、終値ベースで節目の37,000円円を下回って取引を終了した。

来週は早い段階で37,000円を捉えることが出来るのか、それとも一段下を試す展開となるのか、早い段階で割り込んだ37,000円を回復する展開に期待したい。

今週もお疲れ様でした!


▼主要指数&株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆9212億円、売買高は19億9616万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は459銘柄、値下がりは1133銘柄、変わらずは46銘柄。

日経平均            36,887.17  -817.76
TOPIX          2,708.59     -42.82
スタンダード        1,203.03 -10.64
グロースCore         817.78 -24.57
グロース250    631.01  -13.31

3/10経済指標&決算発表
・国内
1月毎月勤労統計調査(8:30)
1月景気動向指数(14:00)
2月景気ウォッチャー調査(15:00)
5年国債入札

《決算発表》
アインHD、MTG、学情、萩原工業、Bガレージ、ランドネット、ミライアル、グリーンエナシ、浜木綿、トビラシステム、ギグワークス、B&P、サンオータス

・海外
《米決算発表》
特になし

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