グラーツ投資顧問の投資情報速報
★3月11日(火)16:00 公開★ 一時35,987円まで下押すも・・・
▼本日の相場振り返り
トランプ政権による関税政策に対する不透明感を背景に米国経済のリセッション懸念が意識され前日の米国株はリスク回避の姿勢が強まり主要指数は揃って大幅安に、トランプ大統領が9日に景気後退への可能性を明確に否定しなかったことも投資家の不安心理を助長しダウ平均は一時下げ幅を1200ドル超に広げ41,612ドルまで下押す場面も見せた。
米国株大幅安を受け東京市場も取引開始から幅広い銘柄へ売りが波及、日経平均は444円安と大幅反落で取引を開始すると直後に下げ幅を800円超えに広げ一時36,161円まで下押す展開に。
米国市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体指数が5%近く値を下げた流れを受け東京市場でも<8035>東京エレクや<6857>アドバン、<6920>レーザーテックなど値嵩の半導体関連や<9984>ソフトバンクGや<9983>ファストリなど大型グロース株へ取り引き開始からまとまった売りが波及し指数を押し下げる格好、上記採用銘柄だけで序盤の日経平均を400円程押し下げる形に。
為替市場で146円台半ばまで進んだ円高進行も日本株の重しになった格好。
東京市場では今週金曜に3月メジャーSQ算出を控えているが、このSQ算出に伴い下方向を狙った売り方の仕掛的な売り仕掛けも下げに拍車をかけたことが考えられる。
業種別の騰落状況を見ても全33業種中全業種が値を下げるまさに全面安、ほぼ全面安の中で資金が向かったのが<2501>サッポロや<2501>キリン、<2212>山パンなど食品の一角や<4912>ライオンなどディフェンシブの一角、為替や金利など外部要因の影響を比較的受けにくい事から消去法的に資金が向かう流れに。
本日の日経平均は米国株安が重しとなり235円安と反落で取引を終えた、一時下げ幅を1000円超に拡げ35,987円まで下押す場面も見せたが売り一巡後は押し目買いで下げ渋りから切り返し、最後は安値からは大きく値を戻すなど引け味だけを見る限り悪くない印象である。
日経平均の日足チャートを見ても下方向にトレンドは転じているが、ここから下へは段階的な買い下がりで対応しても良いのではないか。
米国市場を見てもダウ平均もナスダック指数もまだ下げ止まりを見せているとは考えにくくもう一段下を試す展開も考えられる、だが不安や警戒ばかり気していたら株式投資で利益を得ることは出来ない、週末に控えるSQに向け押したところを段階的に拾っていきたい。
一度にまとめて買い付けるのではなく、分散しての買い下がりスタンスで臨んでいきたい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で5兆4820億円、売買高は22億4466万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は418銘柄、値下がりは1176銘柄、変わらずは44銘柄。
日経平均 36,793.11 -235.16
TOPIX 2,670.72 -30.04
スタンダード 1,185.44 -13.70
グロースCore 824.41 -4.79
グロース250 641.46 +2.48
3/12経済指標&決算発表
・国内
春闘集中回答日
1-3月期法人企業景気予測調査(8:50)
2月国内企業物価指数(8:50)
20年国債入札
《決算発表》
GENDA、ANYCOLOR、テンポスHD、gumi、ファーマフーズ、サムコ、ステムリム、pluszero、神島化、Casa、ベステラ、大盛工業、ベストワン、アゼアス、ユークス、モイ、ハウテレビ、VALUENEX
・海外
米2月消費者物価指数(CPI)(21:30)
米2月財政収支(2/13 3:00)
米10年国債入札
《米決算発表》
アドビ、アイロボット
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