グラーツ投資顧問の投資情報速報
★3月13日(木)16:00 公開★ 一時37,326円まで買い進まれるも・・・
▼本日の相場振り返り
13日の日経平均は262円高の37,081円と続伸で取引を開始、寄り付きの段階で節目の37,000円を回復した日経平均はその後も為替市場で148円台半ばまで進んだ円安と前日の米ハイテク株高を足掛かりに指数寄与度の大きい値嵩のグロース株中心に買いが波及し水準を切り上げる格好、取引開始早々には上げ幅を500円超えに広げ一時37,326円まで買い進まれる場面も見せた。
前日の米国では取引開始前に2月CPIが発表され、結果は前年同月比2.8%上昇と前月の3.0%上昇から鈍化し、事前の市場見通し2.9%上昇も下回って着地した。
このCPIを受け米債券市場では発表直後こそFRBによる追加の利下げ期待が高まり長期金利は低下するも、その後はトランプ政権による関税政策が米国のインフレ圧力を強めるとの観測から長期金利は上昇、米長期金利上昇を受け為替市場では日米金利差拡大を睨みドルを買って円を売る円安が進みドル円は148円台半ばまで円安が進行。
本日の序盤の東京市場で追い風になったのが148円台半ばまで進んだ円安、円安を足掛かりに指数寄与度の大きい値嵩の半導体やハイテク・電機などに取引開始から買いが波及し指数を押し上げる形となった。
前日の米国市場でダウ平均は82ドル安と3営業日続落となったが、ハイテク株主体のナスダック指数は直近下落に対する反動から売り方の買戻しに目先のリバウンド狙いの買いで212ポイント高と3営業日ぶり反発で取引を終了、この米ハイテク株高も東京市場では追い風になったことが考えられる。
朝の概況でもお伝えしたが東京市場では明日3月メジャーSQ算出が控えており、このSQ算出に絡んだ売り方の買戻しという需給的な要因も上げに拍車をかけたことが考えられる。
序盤の日経平均の騰落状況を見ると<6857>アドバンテスト1銘柄で日経平均を100円強押し上げ、<8035>東京エレクと<9983>ファストリ、
<6762>TDK、<9984>ソフトバンクGの4銘柄で日経平均を130円強押し上げるなど指数寄与度の大きい上位5銘柄だけで序盤の日経平均を7割近く押し上げた形となった。
米トランプ政権による関税政策を発端とした今後の世界貿易戦争・米国景気のリセッションなどが警戒され米国株はまだ一段下を探る可能性も払拭できないが、日本株を見る限り日経平均は今週11日に一時的に36,000円を割り込んだ局面が目先の底になることも考えられる。
36,000円処を目先の底と考えここから下へは打診的な買い下がりで対応するのが良いのではないか。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆4162億円、売買高は17億7519万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は816銘柄、値下がりは747銘柄、変わらずは75銘柄。
日経平均 36,790.03 -29.06
TOPIX 2,698.36 +3.45
スタンダード 1,205.81 +10.30
グロースCore 836.36 -4.13
グロース250 649.72 -1.59
3/14経済指標&決算発表
・国内
メジャーSQ
《決算発表》
神戸物産、パーク24、くら寿司、トリケミカル、アストロスケール、テラドローン、サムティレジ、J.S.B.、正栄食、JMHD、スマレジ、MacbeeP、スバル興、ヤーマン、フリービット、モロゾフ、山岡家、丸善CHI、稲葉製作、オハラ、INTLOOP、フィットイージ、グッドコムA
・海外
米3月ミシガン大学消費者態度指数
《米決算発表》
特になし
━━━━━━━━━━━━━━━━━
無料銘柄診断・無料相談・問い合わせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼メールで問い合わせはコチラをクリック
→【問い合わせフォームへ】←
(※24時間受付・営業時間内対応)
▼電話で問い合わせはコチラ
TEL:03-5847-3520
(※土日・祝日を除く 平日09:00~17:00)
━━━━━━━━━━━━━━━━━