グラーツ投資顧問の投資情報速報
★3月12日(水)16:00 公開★ 148円台に進んだ円安が下支え
▼本日の相場振り返り
米国株安を受け東京市場も取引開始は売りが先行、日経平均は30円安と小幅続落で取引を開始するも序盤の売りをこなすやその後は押し目買いで即座にプラス浮上。
前日の米国市場ではダウ平均が478ドル安と大幅続落、ハイテク株主体のナスダック指数も32ポイント安と小幅ながら続落で取引を終えるなど主要指数は揃って下落、引き続きトランプ政権による関税政策が米国経済を下押しするのではないかとの懸念からリスク回避の売りが止まらず下げ止まりを見せない格好。
米国株安の流れから東京市場も軟調な展開が想定されたが、下支えになったのが為替市場での円高一服、米国時間帯に147円台半ばで推移していたドル円が東京市場に入るやさらに円安が進み148円台に突入。
この148円台に入った円安が米国株安を帳消しにする形となり日経平均は序盤の売り一巡後は押し目買いで値を戻す形に。
投資家心理を改善さ、せたもう一つの要因がウクライナとロシアの停戦合意報道、ウクライナがトランプ政権の停戦案を受け入れる用意があると表明し、トランプ大統領がウクライナへの情報共有と安全保障支援再開で合意したとの報道を受け過度な地政学リスクに対する警戒が後退したことも買い安心感を誘った形である。
一気に戻りを試す展開が期待された日経平均だが、節目の37,000円が近づけば買いの手も止まるなど上値も重い状況、日本時間の今晩には米国で2月CPIの発表が、国内でも週末金曜には3月メジャーSQ算出を控えており内容を見極めてから、イベントを通過してからというムードも強く積極的に上値を買い向かう動きも見られない状況。
指数は買い一巡後に伸び悩んだが、個別は材料発表銘柄中心に活発な売買が観測された。
昨日大引け後に核酸アプタマーと免疫グロブリンのFc領域とのコンジュゲート及びその血中半減期延長に関する特許を出願した<4591>リボミックが買い気配スタートから一段高、一時136円まで買い進まれ昨年来高値を更新、株価は2023年9月以来となる高値圏まで急浮上。
旭化成ホームズと首都圏で大規模分譲マンションプロジェクトの共同開発と資本面でも提携を発表した<3271>THEグローバル社が買い気配スタートから一段高に、一時784円まで買い進まれ昨年来高値を更新。
上記以外でも好決算発表の<9761>東海リースや<1844>大盛工、良好な2月月次を発表した<3097>物語コーポレーションなど材料発表銘柄や決算好調銘柄へは目先筋中心に活発な売買が観測された。
本日の日経平均は25円高の36,819円と小反発、序盤は下げ止まりを見せない米国株安を嫌気し日経平均も売りが先行するが、取引開始早々に付けた安値36,658円を底にその後は終始押し目買いが優勢、積極的に上値を買い向かう動きこそ見られなかったが、押し目では今後のリバウンド狙いの買いが断続的に入るなど最後まで堅調に推移した。
明日はSQ前の荒れる木曜日、突っ込む場面があるのならSQ通過後に期待し押し目買いで対応したい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆4630億円、売買高は18億8712万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1156銘柄、値下がりは430銘柄、変わらずは52銘柄。
日経平均 36,819.09 +25.98
TOPIX 2,694.91 +24.19
スタンダード 1,195.51 +10.07
グロースCore 840.49 +16.08
グロース250 651.31 +9.85
3/13経済指標&決算発表
・国内
《決算発表》
ビジョナル、タイミー、ラクスル、シーイーシー、JEH、GATECH、ハートシード、巴工業、柿安本店、アイモバイル、トーホー、アイ・ケイ・ケイ、ネオジャパン、ナレルG、あさくま、鎌倉新書、3Dマトリックス、トーエル、WSCOPE、HEROZ、きんえい、リッジアイ、イムラ、ウエスコHD
・海外
米2月生産者物価指数(PPI)(21:30)
米30年国債入札
《米決算発表》
ドキュサイン、アルタ・ビューティ、ダラー・ゼネラル
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