グラーツ投資顧問の投資情報速報
★4月10日(木)16:00 公開★ 日経平均急反発
▼本日の相場振り返り
トランプ大統領は発動したばかりの相互関税の上乗せ部分について、一部の国・地域に90日間の一時停止を許可すると発表、この発表を受けた前日の米国市場では主要指数が揃って急反発、ダウ平均は2,962ドル高と終値ベースで節目の4万ドル大台を回復、ハイテク株主体のナスダック指数も1,897ポイント高と前の日に下回った17,000ポイントを回復して取引を終了。
ダウ平均の2,962ドル高は過去最大、相互関税発表後に下落した分の65%を取り返した格好。
この相互関税延期を受けた米国株急反発の流れから夜間帯のCME日経先物も急反発、終値は前日東京市場比3,000円超水準を切り上げ35,030円で取引を終了。
米国株急反発を受け本日の東京市場も取引開始から幅広い銘柄へ売り方の買い戻しが波及、為替市場で147円台後半まで進んだ円安も足掛かりに指数寄与度の大きい値嵩のハイテク・半導体関連、これまで関税実施を重しに大きく売りに押されていた自動車や自動車部品関連など軒並み買い気配スタートに。
業種別の騰落状況を見ても全33業種中全業種が値を上げるまさに全面高となった。
トランプ政権による相互関税実施を受け、今後の貿易戦争の激化や世界景気の後退が懸念され先進各国の株価指数は軒並みリスク回避の売りに押され東京市場でも日経平均はわずか10数営業日で7000円超水準を切り下げていたが、下げ止まりを見せない株価を鑑みトランプ大統領も一旦は相互関税について歩み寄リを見せた形である、だが米国の相互関税に対し強硬姿勢を見せる中国に対しては昨日の50%上乗せからさらに追加で20%上乗せし125%関税にするなど、世界二大経済大国間の貿易戦争は今後さらに悪化することも想定される。
昨日の概況でもお伝えしたが、日本株については今週月曜が目先の底になる感じが強い。
ここからしばらくは戻ったら売りたい向きと買いたい向きとの空中戦が繰り広げられ、上下に振れの激しい展開がしばらく続くことが想定される、日中の上下のレンジが徐々に縮小しながら相場も段々と落ち着きを見せてくる。
今後の戻り目途だが、日経平均は本日の上昇により先月後半からの下げ幅に対する半値戻しをひとまず達成、次なる戻りとして考えられるのが日足ベースのチャート上で中期線が位置する36,300円処、この水準を突破すれば急落前の水準である38,000円も見えてくる。
上述した通り上下に振れの激しい展開がしばらくは続くことが想定される、一緒になって上を買い向かうのではなく、押し目狙いに徹していきたい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で5兆5949億円、売買高は27億4921万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数1623銘柄、値下がりは8銘柄、変わらずは6銘柄。
日経平均 34,609.00 +2,894.97
TOPIX 2,539.40 +190.07
スタンダード 1,174.02 +72.57
グロースCore 755.18 +59.61
グロース250 613.64 +40.55
4/11
経済指標&決算発表
・国内
3月マネーストックM2(8:50)
オプションSQ
《決算発表》
イオン、良品計画、イオンモール、ウエルシアHD、ビックカメラ、ローツェ、竹内製作、Sansan、DCM、JINSHD、コーナン商事、IDOM、ニッケ、イオン北海、アークランズ、ハイデ日高、大黒天、MV東海、ワキタ、TSI HD、イオン九州、マルゼン、リンガハット、大有機、ファンタジー
・海外
米3月生産者物価指数(PPI)(21:30)
米4月ミシガン大学消費者マインド指数(23:00)
《米決算発表》
ブラックロック、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、ジェイピー・モルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ
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