グラーツ投資顧問の投資情報速報
★4月21日(月)16:00 公開★ ドル円は140円台に突入
▼本日の相場振り返り
休み明け21日の東京市場で日経平均は174円安と3営業日ぶり反落で取引を開始。
先週末の欧米市場は聖金曜日に伴う祝日により休場、欧州市場と香港市場については本日もイースターマンデーの祝日により休場、比較対象も無く方向感に乏しい展開が想定された東京市場だが序盤は夜間帯のCME日経先物の終値である34,650円にサヤ寄せする形で取引を開始、先週末比174円安の34,556円で取引を開始した日経平均はその後も直近急上昇に対する反動もあり目先の利益を確定させる動きが優勢、前場の中ごろに下げ幅を400円超に広げ一時34,297円まで下押す場面も見せた。
為替市場で140円台に突入した円高が嫌気され<7203>トヨタや<7267>ホンダなど自動車株、<6762>TDKや<6758>ソニー、<6988>日東電など円高が重しとなる輸出関連銘柄中心に売りが広がり指数を押し下げる格好に。
トランプ大統領による相互関税発動をきっかけに世界の株式市場ではリスク回避姿勢が強まり、東京市場でも今月に入り日経平均は連日売りに押され7日には一時昨年8月安値31,156円を下回り30,792円まで急落を余儀なくさせられたが、その後のトランプ政権による上乗せ関税の90日間の延期措置を受け関税に対する過度な懸念も後退、直近急下落の反動から押し目を拾う動きも強まり先週金曜には10日に付けた戻り高値34,639円を上回り一時34,758円まで買い進まれるなど今月に入っての下げ幅に対する半値戻しを達成。
本日は海外勢不在ということもあり積極的な買い手も無く目先の利益を確定させる売りに押されたが、下げはしたものの半値戻しを達成したことによる達成感からある意味下げて当然という感じであり、ムード自体は悪くはない。
また日経平均の日足チャートを見ても短期線が位置する34,300円処では押し目買いも入り下げ渋るなど短期線を割り込んでまでの売りは見られなかった。
日経平均は先週の上昇により今月に入ってからの下げ幅に対する半値戻しを達成したことで、市場では次なる戻り目途としてアノマリーにある「半値戻しは全値戻し」、急落前の水準である38,000円を睨んだ展開を想定している。
トランプ関税を発端とした米中の対立という構図はまだ完全に収まりは見せておらず、変わり身の激しいトランプ大統領の性格を考えるとここからもう一波乱突発的なことが起こることも考えられるが、過度な警戒や不安ばかりを気にしていれば儲けるチャンスも逸してしまう。
半値戻しを達成したことによるヤレヤレの売りに押されているこの局面は次なる上昇に向け絶好の押し目と考える。
不測の事態も想定しフルポジで挑むのではなく、押した局面で再度追加資金を投入できるポジションで臨んでいきたい。
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で3兆0857億円、売買高は14億2400万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は653銘柄、値下がりは937銘柄、変わらずは47銘柄。
日経平均 34,279.92 -450.36
TOPIX 2,528.93 -30.22
スタンダード 1,193.91 -3.15
グロースCore 815.52 -0.31
グロース250 667.53 -2.43
4/22
経済指標&決算発表
・国内
《決算発表》
オービック、OBC、コメリ、ブロンコB、サーティワン、リアルゲイト、マクアケ
・海外
米2年国債入札
《米決算発表》
テスラ、ゼネラル・エレクトリック、スリーエム、ロッキード・マーチン、ムーディーズ、レイセオン テクノロジーズ
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