グラーツ投資顧問の投資情報速報
★4月23日(水)16:00 公開★ 米国株大幅反発を受け日経平均も一時節目の35,000円を回復するも・・・
▼本日の相場振り返り
米国株大幅高を受け本日の東京市場も取引開始から幅広い銘柄へ買いが先行、日経平均は500円超水準を切り上げ34,787円と3営業日ぶり反発で取引を開始。
前日の米国市場ではダウ平均が1016ドル高と5営業日ぶり大幅反発、ハイテク株主体のナスダック指数も429ポイント高と5営業日ぶり大幅反発になるなど主要指数は揃って大幅上昇、特段買い材料視される要因は無かったが、直近の米国株はダウ平均が前の日までの4営業日で2300ドルほど、ナスダック指数も1000ポイント超水準を切り下げていたことで短期的な下げ過ぎ感も強く売り方の買戻しに加え目先のリバウンド狙いの買いが入った恰好、加えて対立が続く中国との貿易摩擦が緩和に向かうとの認識をベッセント米財務長官が示した事も買い安心感を誘い上昇に拍車をかけたのだろう。
本日の東京市場も米国株大幅高を好感し取引開始から指数寄与度の大きい値嵩のグロース株中心に売り方の買戻しが入り指数を押し上げる格好に、前日比567円高の34,787円で取引を開始した日経平均はその後も先高に期待した押し目買いで水準を切り上げると取引開始早々には上げ幅を900円超に広げ節目の35,000円を回復し一時34,142円まで買い進まれる場面も見せた。
為替市場での円高一服を受け<6762>TDKや<6758>ソニー、<4063>信越化学などの輸出関連、<8035>東京エレクや<6857>アドバンテストなど半導体関連など指数寄与度の大きい値嵩株は軒並み高と指数を押し上げる格好に、前日に140円を突破し一時139円86銭まで進んだ円高だが米国時間に入るとドル売りも一服し一転142円台半ばまで円安が進行、この円高一服も本日の日本株には追い風になったのだろう。
前日の米国市場取引終了後に市場のかく乱要因であるトランプ大統領が「FRBのパウエル議長を解任するつもりはない」と記者団の質問に対しコメントを発表、このトランプ発言を受け市場で進んでいたドル売りが一服した格好である。
関税問題にしろFRB議長を解任するという中央銀行の独立性を脅かす軽はずみな発言は慎んでもらいたいものである。
本日の日経平均は前日の米国株高を受け序盤に一時900円超水準を切り上げ節目の35,000円を回復し35,142円まで買い進まれるも、その後の買いが続かず買い一巡後は利益確定売りに押され失速、終値ベースでの節目35,000円回復が期待されたが届かず、最後は648円高の34,868円と高値からは上げ幅を縮小して取引を終了、米国株大幅上昇を考えると場中の値動きは反発ながらイマイチ物足りない内容となった。
米国時間帯に142円台半ばで推移していたドル円が東京市場に入ると若干円高に進んだことも日経平均伸び悩みの要因と考える。
明日以降の一段高に期待したい、本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
日経平均 34,868.63 +648.03
TOPIX 2,584.32 +52.20
スタンダード 1,206.69 +9.95
グロースCore 815.21 +7.59
グロース250 659.47 +0.74
4/24
経済指標&決算発表
・国内
3月企業向けサービス価格指数(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
中外薬、富士通、キヤノン、ルネサス、NRI、ニデック、新電工、野村不HD、スタンレ電、アマノ、日野自、エクセディ、東海理化、愛三工、信越ポリ、ホギメディ、未来工業、メタウォーター、カワチ薬品、フタバ、不二家、SBIGアセット、ステップ、中発条、トーメンデバ、ジェコス、キングジム、高度紙
・海外
独4月Ifo景況感指数(17:00)
米3月耐久財受注(21:30)
米3月中古住宅販売件数(23:00)
米7年国債入札
《米決算発表》
プロクター&ギャンブル、インテル、ペプシコ、サウスウェスト航空、メルク
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