グラーツ投資顧問の投資情報速報
★4月30日(水)16:00 公開★ 日経平均は大引けにかけ上げ幅を広げる
▼本日の相場振り返り
東京市場休場中の米国株の動きだが、28日は主要指数マチマチも前日の29日はダウ平均が300ドル高と6営業日続伸、ハイテク株主体のナスダック指数も95ポイント高と主要指数は揃って上昇と概ね堅調に推移、夜間帯のCME日経先物も堅調推移が続く米国株を足掛かりに前日には一時36,225円まで買い進まれるなど休み明けの東京市場でも一段高を期待させる内容。
米国ではベッセント財務長官が今後数週間で17か国との会合を予定するなど通商交渉が進展していることを明かにするなどこれまで警戒されていた貿易摩擦への懸念が緩和、株式市場でもこれまで大きく売りに押されていた銘柄中心に見直し買いが波及、またトランプ大統領は国民の税負担を軽減するために新たな減税策成立を公約、このトランプ大統領の減税政策も株式市場の下支えになった格好である。
良好な外部環境を足掛かりに一段の戻りが期待された日経平均だが序盤の買い一巡後は戻り待ちの売りに跳ね返しを食らい伸び悩むなど買いの手も続かない格好、休み前に比べ107円高と5営業日続伸で取引を開始した日経平均は直後に上げ幅を200円近くに広げ節目の36,000円を回復する場面も見せるが、36,000円を上回った局面では戻り待ちの売りも多く買い一巡後は利益確定売りに押され失速しまさかのマイナス転換。
国内では春の大型連休に入り今週は連休の谷間、長期の休暇を取得している向きも多く参加者は少ないことが考えられる、来週半ばまで連休が続くことから休み中の不測の事態に備え高くなったところでは目先の利益を確定させる売りも出やすい感じである。
買い一巡後に伸び悩み一時35,793円まで下押しを見せた日経平均だが、押し目での買い意欲は強く売り方の買戻しに押し目買いで切り返すなど深押しは見せない格好。
赤沢経済財政再生相が本日から3日間の日程で訪米しベッセント米財務長官らと関税を巡る2回目の協議に入る予定であり、米国市場同様に東京市場でも日米関税交渉進展に対する期待が下支えになっていることが考えられる。
本日の日経平均は36,000円を上回った局面では日米関税交渉に対する不透明感による売り圧力が、押し目では関税交渉進展に対する期待買いという36,000円を挟んだ狭いレンジでの売り方と買い方とのせめぎ合いの強い展開に終始したが、大引けにかけ買いの勢いを強めると最後は205円高と5営業日続伸で取引を終了した。
明日は政策決定会合を終えた植田総裁のコメントが昼のランチタイム時間中に発表される、朝bの概況でもお伝えしたが、今会合での追加の利上げは見送り現状の金融政策の維持が濃厚である、ある程度想定されている内容だが、明日はあく抜けから大幅高となる展開に期待したい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で5兆4367億円、売買高は22億8183万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は923銘柄、値下がりは650銘柄、変わらずは62銘柄。
日経平均 36,045.38 +205.39
TOPIX 2,667.29 +16.68
スタンダード 1,231.12 +8.05
グロースCore 841.79 +1.16
グロース250 676.85 +4.91
5/01
経済指標&決算発表
・国内
植田日銀総裁会見
日銀、経済・物価情勢の展望を公表
《決算発表》
三井物、HOYA、住友商、MonotaRO、協和キリン、双日、ヤマトHD、エプソン、コカコーラBJH、日ガス、アイカ工、JVCKW、DTS、きらぼし、GMOFHD、dely、ITM、日華化学、アサックス、旭情報、ブロメディア
・海外
3月米ISM製造業景況指数(23:00)
中国休場(労働節、~5/5)
《米決算発表》
アマゾン・ドット・コム、アップル、マクドナルド、マスターカード、イーライリリー、モデルナ、エスティローダー、エアビーアンドビー
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