グラーツ投資顧問の投資情報速報
★5月7日(水)16:00 公開★ FOMC後の結果公表を前に様子見ムードの強い展開
▼本日の相場振り返り
長期休暇も終了し東京市場は本格的に5月相場がスタート。
東京市場休場中の米国市場の動きだが、2日は市場予想を上回る良好な4月雇用統計を受け過度な景気後退への懸念が後退しダウ平均は564ドル高と大幅に9営業日続伸となったが、5日の月曜が98ドル安と10営業日ぶり反落、前日6日は389ドル安と続落で取引を終了と東京市場休場前から見ればほぼ変わらずで着地、夜間帯のCME日経先物も米国株高を足掛かりに2日の日は一時37,000円を回復する場面も見せたが、5日と6日は売りに押され36,750円と休場前から見ると若干水準を切り下げての着地。
為替市場でのドル円は142円台後半で推移とこちらは休み前から見ると2円程ドル安・円高で推移、休場前は7営業日続伸と強い動きが続いた日経平均だが、本日も買いの勢いは継続し寄り付きは73円高と8営業日続伸で取引を開始。
米国株は主要指数続落となったが、東京市場の追い風になったのがベッセント米財務長官とグリア米通商代表が中国当局者と会談するとの報道、米国による上乗せ関税発表をきっかけに緊迫ムードが続いていた米中の関係が緩和するのではないかとの期待から関税交渉進展に期待した買い、加えて今週末の東京市場では5月オプションSQ算出が控えているが、足元の日経平均は節目の37,000円が射程圏に入るなど強い推移が続いており、SQ産出を前に焦った売り方による損切覚悟の買戻しが入ったことも8営業日続伸の足掛かりとなったのだろう。
休み前に比べ73円高の36,903円で取引を開始した日経平均は直後に36,942円まで買い進まれたが、買い一巡後は戻り売りに跳ね返しを食らうなど節目の37,000円が近づけば伸び悩むなど上値も重い状況。
足元7連騰と騰勢を強めている日経平均だが、先月安値30,792円からほぼ押し目無しの上昇を演じていることもあり37,000円処ではヤレヤレの売りも出やすい感じである。
ただ押し目待ち狙いの買い意欲も強く取引開始早々に付けた安値36,746円を底にその後は押し目買いで値を戻すなど深押しも見せない格好、序盤の売り買い一巡後は36,900円を挟んで売り買い膠着の強い展開、米国では日本時間明日の早朝にFOMCを終えたパウエル議長が会合後の結果公表を行う予定であり、今会合での政策金利の据え置きはほぼ確実視されているが、トランプ政権による相互関税をきっかけとした貿易戦争による景気不透明感が強まる中、パウエル議長の記者会見に注目が集まっている、東京市場でもパウエル会見を見極めてからというムードが強く序盤の売り買い一巡後は積極的な売買は手控えられた格好か。
指数は序盤の売り買い一巡後は様子見ムードの強い展開となったが、個人中心に物色意欲は強く個別は値を上げる銘柄が多く散見された。
2日に決算を発表し、今期の経常が前年同期比20%増益の47億円に伸びて着地し配当も2円増配を発表した<6809>TOAが取引開始からまとまった買いを集め買い気配スタートから一段高、一時1074円まで買い進まれ昨年5月高値に迫る強い上昇、今期の経常が1740億円と5%増益着地し配当も前期比1.5円増の86円に増配、また発行済み株式数の4.2%にあたる2000万株を上限とした自社株買い実施を発表した<9021>JR西日本も買い気配スタートから一段高、一時3318円まで買い進まれ昨年来の高値を更新。
上記以外でも前期経常が上振れ着地し今期は黒字に浮上する見通しとなった<6155>高松機械や1-3月期の経常が赤字縮小で着地した<8165>千趣会、上期経常を一転2.3倍増益に上方修正した<9376>ユーラシアなど好決算発表銘柄はの軒並み高に。
決算発表真っただ中ということもあり好決算発表銘柄へは目先筋の資金が集中しているが、日々の概況を通じいつもお伝えしているが決算は水物であり蓋を開けるまではわからないもの、期待を裏切り減益・下方修正発表で株価急落というリスクも十分考えられる。
好決算に期待し先回り的に買いつけるよりも好決算発表後の押し目を狙う方がリスクもはるかに少なくて済む、決算通過後の押し目を狙いたい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆9187億円、売買高は21億5494万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1035銘柄、値下がりは550銘柄、変わらずは50銘柄。
日経平均 36,779.66 -51.03
TOPIX 2,696.16 +8.38
スタンダード 1,217.80 +4.43
グロースCore 847.42 -1.12
グロース250 680.12 +0.42
5/08
経済指標&決算発表
・国内
日銀金融政策決定会合の議事要旨(3/18~3/19)
4月都心オフィス空室率(13:00)
10年国債入札
《決算発表》
トヨタ、任天堂、ソフトバンク、武田、ダイキン、NTTデータG、富士フイルム、バンダイナム、味の素、花王、コナミG、郵船、IHI、大ガス、トレンド、JFE、千葉銀、TIS、日清食HD、オムロン、日テレHD、小野薬、三菱自、KADOKAWA、栗田工、イビデン、ヤマハ、ライオン、ニコン、カカクコム、群馬銀、ヤマダHD、全国保証、SUMCO、名鉄、グリコ、NSD、長瀬産、リログループ、ハウス食G
・海外
米30年国債入札
《決算発表》
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