グラーツ投資顧問の投資情報速報
★5月8日(木)16:00 公開★ 37,000円目前まで迫るも・・・
▼本日の相場振り返り
日本時間本日早朝にFOMCを終えたパウエル議長が今会合の結果公表を行い政策金利の据え置きを正式に表明した。
政策金利の据え置きは事前の想定内、議長は声明では米政権による貿易政策を念頭に「経済の見通しを巡る不確実性がさらに高まっている」との懸念を示し、現状では関税政策が経済にどのような影響を与えるか判断するのは「時期尚早」と延べ、金融政策の変更を判断するにあたっては「様子見が良く急ぐ必要はない」と語り、利下げに対し慎重な見方を改めて示す内容。
政策金利の据え置きは事前の想定内、株式市場はFOMCを無事通過した安心感から買い反応、ダウ平均は284ドル高と3営業日ぶり反発、ハイテク株主体のナスダック指数も48ポイント高になるなど主要指数は揃って上昇して取引を終了した、ナスダック指数にいたっては大引け間際までマイナス圏での推移が続いたが、引け際にトランプ大統領がバイデン政権時代のAI向け半導体の輸出規制を撤廃することが伝わり終盤にかけて上げ幅を広げプラス圏に浮上、大型テック株中心にまとまった買いが波及しわずか20分足らずで250ポイント近く水準を切り上げる場面も見せた。
本日の東京市場もFOMCを無事通過した安心感と米国株高を足掛かりに取引開始から指数寄与度の大きい値嵩のグロース株中心に売り方の買戻しが波及し日経平均は反発で取引を開始。
前日比84円高の36,863円で取引を開始した日経平均は直後に上げ幅を200円近くに広げ一時36,957円まで買い進まれる場面も見せたが、節目の37,000円目前まで迫った日経平均っだが、昨日同様に37,000円が近づけば戻り待ちの売りに跳ね返しを食らうなど上値も重い状況。
買い一巡後に戻り待ちの売りに跳ね返しを食らい一時マイナス圏に値を沈めた日経平均だが下値での押し目買い意欲は強く、36,600円台の前半では押し目買いで下げ渋るなど深押しは見せない格好。
足元順調に戻りを試している日経平均だが急落前の水準である37,000円台が近づけば戻り待ちの売りに跳ね返されるなど37,000円処では上値の重さも意識される感じである。
チャートを見ても上値抵抗線である長期線が日足ベース上の37,130円処に位置しており、先週金曜以降は37,000円が近づけば跳ね返しを喰らっている事が明確に見て取れる。
本日の日経平均は朝高後に失速し戻り売りに押され一時36,606円まで下押す場面も見せたが、売り一巡後は押し目買いで持ち直し前引け間際にプラスに転換、後場に入るや一転買い気を強め前場に付けた高値を上回り36,977円まで買い進まれたが、37,000円の壁は重いのかまたもや跳ね返しを食らい最後は148円高の36,928円と反発とはなったが残念ながら37,000円を捉えきれずに取引を終了した。
明日の東京市場は5月オプションSQ算出日、SQ通過後にあく抜けから一気に37,000円を回復し長期線を捉える展開に期待したい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆4795億円、売買高は19億1142万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は875銘柄、値下がりは688銘柄、変わらずは72銘柄。
日経平均 36,928.63 +148.97
TOPIX 2,698.72 +2.56
スタンダード 1,238.89 +21.09
グロースCore 848.98 +1.56
グロース250 676.48 -3.64
5/09
経済指標&決算発表
・国内
オプションSQ
3月家計調査(8:30)
3月毎月勤労統計調査(8:30)
3月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
NTT、リクルートHD、三菱重、三井不、パナソニックH、日本製鉄、ユニチャーム、クボタ、川重、旭化成、SBI、マツキヨココカラ、スクリン、明治HD、SGHD、住友鉱、ミネベアミツミ、しずおか、マクドナルド、JX金属、京成、東急不HD、ブラザー、住信SBIネ、F&LC、JR九州、ヒロセ電、東建物、日本ハム、八十二、日油、いよぎん、Jパワー、リンナイ、THK、DeNA、ホトニクス、小林製薬
・海外
中国4月貿易収支
《決算発表》
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