グラーツ投資顧問の投資情報速報

★5月12日(月)16:00 公開★ 日経平均上値の重さは意識されるも・・・

▼本日の相場振り返り

休み明け12日の日経平均は200円に迫る3営業日続伸スタート。

先週末比194円高の37,697円で取引を開始した日経平均は直後に上げ幅を223円に広げ37,700円台を回復し一時37,726円まで買い進まれる場面も見せた。

トランプ関税への対応を巡り米中両政府がスイスで開いた初の閣僚級協議が日本時間の本日未明に終了し、出席したベッセント米財務長官が米メディアなどに「確かな進展があり協議は生産的だった」と語ったことで貿易を巡る米中の対立が和らぐとの期待から時間外の米株価指数先物が上昇、米先物高を受け休み明けの東京市場でも取引開始から買いが先行する格好となった。

中国側も協議について進展があった旨のアナウンスを発表しており、またトランプ大統領も自身のSNSを通じ大きな進展があったと投稿。

日経平均は寄り付きの段階で先週金曜に決着したオプションSQ値【37,572.13銭】を明確にとらえて取引を開始、先週の段階ではSQ通過後にSQ値を一度も捉える事無く幻のSQとなったが、本日寄り付き早々で捉えたことで今後はSQ値が下値と意識されることとなる。

先進各国の株式市場を揺るがしていたトランプ政権の関税政策を巡る懸念も足元では米英両政府が8日に2国間貿易協定を結ぶことで合意するなど落ち着きを見せており、また最大懸念材料であった米中の対立激化懸念も協議は順調に進展するなどひと時の不安一色のムードは後退しつつある。

東京市場でも日経平均は先月7日には年初来安値となる30,792円まで急落を余儀なくさせられたが、足元では順調に戻りを試し本日段階で安値からは25%程上昇と急落前の水準を回復するまで値を戻している。

<9432>NTTによる<9613>NTTデータGの完全子会社化を目指したTOB実施など、国内上場企業には東証が問題視している上場親会社と上場子会社による「親子上場問題」についてようやく動きを見せた感が強い。

今後の株式市場のテーマになるであろう親子上場に絡んだTOBや上場企業によるさらなる自社株買いの実施など積極的な株主還元策が進めば新たに株式市場のテーマに浮上し東京市場もさらなる資金流入に期待でき株式市場の活性化に繋がり4万円大台回復という展開も想定される。

だが変わり身が激しく気性の荒いトランプ大統領の性格を考えるとこのまま一筋縄で関税問題も治まることは考えにくく、どこかの段階で再度突発的な発言を行い再度市場をかき乱すことも十分考えられる。

トランプ発言をきっかけとした市場の急変も後で振り返れば絶好の買い場になっていることがほとんど、トランプ大統領の感情的な発言で相場が急落を演じた時はチャンスと捉え買い向かいたい。

本日もお疲れ様でした!


▼主要指数&株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆8542億円、売買高は21億5238万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1116銘柄、値下がりは476銘柄、変わらずは42銘柄。

日経平均            37,644.26  +140.93
TOPIX          2,742.08 +8.59
スタンダード        1,239.13 -7.46
グロースCore         864.96  +2.85
グロース250    688.86  +4.60

5/13
経済指標&決算発表
・国内
日銀金融政策決定会合の主な意見(4/30~5/1開催分)
4月マネーストックM2(8:50)
30年国債入札

《決算発表》
ソフトバンクG、ホンダ、大和ハウス、住友不、りそなHD、INPEX、オリンパス、カプコン、キリンHD、ニトリHD、ネクソン、住友電、フジクラ、大林組、サントリーBF、サンリオ、ダイフク、ゼンショーHD、大成建、日産自、ヤマハ発、出光興産、三菱ケミG、大日印、ヤクルト、ホシザキ、ユー・エス・エス、アズビル、ミツコシイセタン、KOKUSAI、王子HD、NXHD、東ソー、三井化学、サッポロHD

・海外
独5月ZEW景況感指数(18:00)
米4月消費者物価指数(CPI)(21:30)

《決算発表》
特になし

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