グラーツ投資顧問の投資情報速報
★5月13日(火)16:00 公開★ 日経平均は3月26日以来およそ1カ月半ぶりに38,000円を回復
▼本日の相場振り返り
日経平均終値で38,000円台回復。
13日の東京市場で日経平均は505円高と4営業日続伸スタート、寄り付きの段階で節目の38,000円を回復して取引を開始、日経平均がザラ場で38,000円を回復するのは3月26日以来およそ1カ月半ぶり、米トランプ政権による関税ショックにより急落を演じた前の水準をようやく回復した形である。
トランプ政権は米中両政府が相互に課した追加関税を一定期間引き下げることで合意したと発表、米国は中国に対する関税率を今月14日までに145%から30%に引き下げ、中国も関税率を125%から10%に引き下げるなど引き下げ率は115%となる。
この関税引き下げ報道を受けた前日の米国市場では貿易摩擦の激化で経済が急速に悪化するとの懸念が後退、想定以上の大幅緩和がサプライズ視されリスク選好ムードが強まり幅広い銘柄に買いが波及、中国にサプライチェーンを持つ企業を中心にIT・ハイテク株などに売り方の買戻しが波及しダウ平均は1,160ドル高と急伸、ハイテク株主体のナスダック指数も779ポイント高と主要指数は大幅に上昇し、揃ってトランプ関税ショックによる急落前の水準を回復して取引を終えた。
米国株大幅高を受け夜間帯のCME日経先物も終始強含みでの推移が続き終値は前日東京市場比1,020円高と節目の38,000円を回復して取引を終了、東京市場も取引開始から幅広い銘柄へ買いが波及し日経平均は寄り付きの段階で節目の38,000円を回復して取引を開始すると直後に上げ幅を800円超えに広げ一時38,494円まで買い進まれる場面も見せた。
関税をめぐる対立が和らいだとの安心感から投資家心理は大きく改善、株を買うことに対しためらっていた向きが一気に買いを入れてきたことが本日の大幅上昇を演じる形になったのだろう。
米中貿易摩擦激化への懸念が後退し序盤に一時上げ幅を850円に広げ38,494円まで買い進まれた日経平均だが、さすがに短期上げ過ぎ感も強く買い一巡後は目先の利益を確定させる売りに押され徐々に上げ幅を縮小させる格好に。
テクニカル的に考えると3月26日に付けた戻り高値38,220円を本日の上昇で捉えてきたことで次なる戻り目途として考えられるのが39,000円回復から4万円大台というのが意識されるところだが、さすがに短期的な過熱感も意識され一旦は短期的な調整を挟む展開も考えられる。
目先的には日足ベース上の37,450円処に位置する短期線どころまでの調整を入れてもおかしくはない。
39,000円回復から4万円大台を睨んだ展開は一旦調整を挟んだ後、調整後の仕切り直しを睨み37,500円処での押し目狙いに徹したい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で6兆0169億円、売買高は24億9172万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は734銘柄、値下がりは849銘柄、変わらずは50銘柄。
日経平均 38,183.26 +539.00
TOPIX 2,772.14 +30.06
スタンダード 1,242.75 +3.62
グロースCore 869.41 +4.45
グロース250 696.68 +7.82
5/14
経済指標&決算発表
・国内
4月企業物価指数
《決算発表》
三井住友、KDDI、テルモ、SMC、パンパシHD、日ペイントH、京セラ、三住トラスト、SUBARU、鹿島、楽天G、光通信、シスメックス、東レ、TOPPANHD、西武HD、東急、清水建、三和HD、阪急阪神、スクエニHD、リコー、TBSHD、オープンハウス、GMOインター、東センチュリー、GMOPG
・海外
《決算発表》
シスコ・システムズ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
無料銘柄診断・無料相談・問い合わせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼メールで問い合わせはコチラをクリック
→【問い合わせフォームへ】←
(※24時間受付・営業時間内対応)
▼電話で問い合わせはコチラ
TEL:03-5847-3520
(※土日・祝日を除く 平日09:00~17:00)
━━━━━━━━━━━━━━━━━