グラーツ投資顧問の投資情報速報

★6月3日(火) 米関税政策を巡る不透明感が上値を抑える

▼本日の相場振り返り

3日の日経平均は前日比128円高の37,598円と3営業日ぶり反発で取引を開始。

前日の米国市場ではダウ平均が35ドル高と3営業日続伸、ハイテク株主体のナスダック指数も128ポイント高と反発で取引を終えるなど主要指数は揃って上昇。

取引序盤はトランプ大統領による中国への批判的な発言や、鉄鋼・アルミ製品の関税引き上げ表明が嫌気され売りが先行しダウ平均は一時400ドル超下落し41,853ドルまでし倒す場面も見せたが売り一巡後は押し目買いで下げ渋りの様相、午後に入りホワイトハウス報道官がトランプ米大統領と中国の習近平国家主席が今週中にも協議する可能性が高いと述べたことをきっかけに米中貿易交渉の進展期待が高まり急速に下げ幅を縮小し最後は35ドル高と小幅に3営業日続伸で取引を終えた。

米国株上昇を足掛かりに東京市場でも取引開始は買いが先行し日経平均は100円超水準を切り上げ3営業日ぶり反発で取引を開始するも、寄り付きをほぼ高値にその後は利益を確定させる売りに押され伸び悩むなど買いの手も続かない格好。

日経平均の上値を重くしたのが為替市場で142円台半ばまで進んだ円高、前日の米国ではISM製造業景気指数が発表されたが結果は事前予想を下回る弱い内容で着地、ISM製造業景気指数の結果を受けた債券市場では長期金利が低下、米長期金利の低下を受け為替市場ではドルを売って円を買う円高が進行、前日東京市場比1円以上の円高が東京市場の重しになった格好である。

指数は買い一巡後に円高が嫌気され伸び悩んだが、個人中心に個別への物色意欲は強く新興市場のグロース上場銘柄へは活発に資金が向かい取引開始から値を飛ばす銘柄が本日も多く観測された。

<3905>データセクションが取引開始からまとまった買いを集め買い気配スタートから一段高、一時1674円まで買い進まれ連日での高値追い。

同社株は先月29日に3月に発行した新株予約権の大量行使を発表、この発表をきっかけに需給面での思惑から物色人気となり株価は3営業日連続でストップ高を演じ昨年7月以来となる高値圏まで急浮上となっている。

上記以外でも<2385>総医研や<4889>レナサイエンスなどバイオ関連の一角も目先筋中心に資金を集め物色人気に、バイオ関連はトランプ大統領の関税の影響や金利・為替など外部環境の影響を比較的受けにくく消去法的に人気を集めていることが想定される。

全体相場は米政権による関税への影響が懸念され手がけにくく、しばらくは中小型物色が続くことが想定される。

本日の日経平均は為替市場で142円台半ばまで進んだ円高が重しとなり買い一巡後に伸び悩みを見せたものの、売りに押されながらも37,500円を割り込む動きは見せなかったことで下値の堅さを睨んだ向きが押し目買いを入れ売り一巡後は押し目買いでり返しの動き、前引け間際に一時上げ幅を200円超えに広げ37,729円まで買い進まれるも、その後の買いが続かず買い一巡後は再度戻り売りに押され失速、最後は23円安と小幅に3営業日続落で取引を終了した。

前日の日経平均の動きを見てもトランプ大統領の不要因な発言をきっかけに500円近い急落を余儀なくさせられ日足チャート上の短期線を下回って取引を終えたが、チャートを見る限り短期線の下に位置している中期線が強サポートとなり中期線どころでは押し目買いも入るなど中期線を割り込む動きは見せなかった。

今後も中期線を下値サポートに緩やかな上昇トレンドが続くことが想定される。

来週13日のメジャーSQまでは日経平均ベースで37,200円処での押し目買い・戻り売りスタンスで利益を取って行きたい。

本日もお疲れ様でした!


▼主要指数&株式スケジュール

本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆107億円、売買高は16億6704万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数568銘柄、値下がりは997銘柄、変わらずは65銘柄。

日経平均            37,466.81  -23.86
TOPIX          2,771.11 -6.18
スタンダード        1,330.23 +6.93
グロースCore         943.61  +6.19
グロース250    756.50  +10.50

6/04
経済指標&決算発表
・国内
《決算発表》
ティーライフ

・海外
米5月ADP雇用統計(21:15)
米5月ISM非製造業景況指数(23:00)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)(6/5 3:00)

《決算発表》
ダラー・ツリー

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