グラーツ投資顧問の投資情報速報
★6月5日(木) 日経平均反落も37,500円処では下げ渋る
▼本日の相場振り返り
5日の東京市場で日経平均は150円安と反落で取引を開始。
前日の米国では取引開始前に5月民間ADP雇用統計と5月ISM非製造業PMIの二つの経済指標が発表され、ADP雇用統計は事前の市場見通し11.0万人増を下回る3.7万人増と下方修正された前月改定値の6.0万人増から減少して着地、5月ISM非製造業PMIは49.9と事前予想の52.0を下回り、11カ月ぶりに好不況の分かれ目となる50を下回って着地するなど共に事前の見通しを下回る弱い内容となった。
この弱い経済指標を受けた前日の米国市場は米国景気の減速懸念が意識され取引開始から売りが先行しダウ平均は91ドル安と5営業日ぶり反落に、ハイテク株主体のナスダック指数は長期金利の低下を足掛かりに割安感に着目した買いが波及し61ポイント高と小幅に3営業日続伸で取引を終えるなど主要指数の終値は高安マチマチ。
夜間帯のCME日経先物は米長期金利低下を受けた為替市場での円高が重しとなり前日東京市場比200円近く水準を切り下げ37,555円で取引を終了。
本日の東京市場は142円台半ばまで進んだ円高が嫌気され取り引き開始から輸出関連銘柄へ売りが波及し日経平均は150円安と反落で取引を開始、直後に下げ幅を200円超えに広げ一時37,538円まで下押す場面も見せたが、37,500が近づけば売りも一巡しその後は押し目買いで下げ渋るなど深押しは見せない格好。
日経平均の日足チャートを見ると本日時点で37,500円処に25日線が、37,800円処に5日線が控えており、前日から本日の動きを見ていると25日線を底に5日線を高値とした狭いレンジでのボックス推移になっている事が明確に見て取れる。
前日の取引開始早々の動きを見ても5日線を若干上回ったところでは戻り待ちの売りに跳ね返しを食らい伸び悩んでおりそのあとの買いが続かない恰好であり、本日序盤の動きを見ても売りに押されても37,500円が近づけば押し目買いで下げ渋るなど売りに押されても37,500円処まで、37,800円が近づくと買いの手も止まるなど狭いレンジでの推移になっていることが見て取れる。
米トランプ政権による関税政策は警戒されるところだが、市場でも二転三転するトランプ節には馴れてきており、どうせまた今回も・・・・みたいな雰囲気が強く、4月のようなパニック的な売りは考えにくい。
ただ積極的に上値を買い向かう雰囲気でもなく、4月中旬から5月上旬にかけての強いリバウンド相場の反動というものを考えるともう少し日柄的な調整というのも必要。
そう考えると来週金曜に予定されている6月メジャーSQを通過するまでは現状の37,500-37,800円処での狭いレンジでのボックス相場が続くこと想定される
SQ通過を通過すれば売り方・買い方のポジションも解消され需給面も改善する、日経平均が明確に5日線を突破し38,000円回復から先月高値38,494円を捉える展開は今月半ば以降と考える、それまでは直近人気化している中低位の小型株で目先の利益を狙っていきたい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で1兆665億円、売買高は4億216万株だった。東証プライムの値上がり567銘柄数銘柄、995値下がりは銘柄、変わらずは銘柄。
日経平均 37,554.49 -192.56
TOPIX 2,756.47 -28.66
スタンダード 1,330.40 -1.42
グロースCore 940.86 -4.79
グロース250 761.54 -3.15
6/06
経済指標&決算発表
・国内
4月家計調査(8:30)
4月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
カナモト、クミアイ化、日駐、ソフトウェアサー、アイル、ハイレックス、フジコーポ、エターナルホスヒ、日本スキー、エイチームHD、大和コン、メディ総研
・海外
米5月雇用統計(21:30)
米4月消費者信用残高(6/7 4:00)
休場:韓国
《決算発表》
特になし
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