グラーツ投資顧問の投資情報速報
★6月24日(火) 日経平均4営業日ぶり大幅反発
▼本日の相場振り返り
米国株高を受け本日の東京市場も取引開始から幅広い銘柄へ買いが先行、日経平均は425円高と4営業日ぶり大幅反発スタート。
米国によるイラン核施設の攻撃を受け日本時間の昨晩にイランも報復としてカタールの米空軍基地にミサイルを発射、軍事的な緊張が懸念された米国市場だが事前にイランからカタールへ通告があったとの報道もあり株式市場は大きな混乱もなく取引を開始すると序盤から幅広い銘柄へ押し目買いが波及しダウ平均は374ドル高と大幅に続伸、ハイテク株主体のナスダック指数も183ポイント高と反撥で取引を終了。
警戒されたイランの報復が想定程激しいレベルではなく限定的なものにとどまったことで地政学リスクに対するマーケットの不安心理が和らぎ安心感から買いが先行する形となった。
懸念されたエネルギー関連施設や流通の要衝などへの攻撃はなかったことで騰勢を強めていた原油先物価格も目先の利益を確定させる売りが一気に波及、この原油先物価格の下落も投資家心理の下支えとなり買いに拍車をかける形になったことが想定される。
本日の東京市場も前日の米国株高に原油先物価格の下落、さらには懸念されたイランの報復が限定的になったことから安心感が高まり取引開始から幅広い銘柄へ買いが波及、日経平均は425円高と寄り付きの段階で節目の38,500円を大きく上回って取引を開始、その後も売り方の買戻しと見られる買いが断続的に向かい取引開始早々には上げ幅を600円超えに広げ一時38,990円まで買い進まれる場面も見せた。
米国によるイラン核施設への攻撃という新たな地政学リスクが発生したことで前日の東京市場でも取引開始から幅広い銘柄へリスク回避の売りが波及し、日経平均も取引開始早々には下げ幅を400円近くに拡げ一時38,026円まで下押す場面も見せたが、節目の38,000円処では押し目買いで下げ渋るなど38,000円を割り込んでまでの下げは見せ無かったことは今後に向け安心材料になった感じである。
日経平均は本日の上昇により日足チャート上の38,533円処に位置する5日線を明確に上抜け達成、先週18日高値38,885円をも一時的に捉えたことで次なる戻り目途として39,000円回復が視野に入ってきた。
先週の概況でもお伝えさせていただいたが、38,500円から39,000円処にかけては商いもそれなりに出来ている水準であり簡単に39,000円を取ってくることは難しいが、今の東京市場は中東での先行き不透明感が一段と強まる中でも先高に対する期待は非常に強く、昨日の動きを見ていても突っ込んだ局面での押し目買い意欲は非常に強いものを感じる。
今の勢いならあっさりと39,000円を回復してもおかしくはない、39,000円回復後の展開を睨み押し目買いで対応していきたい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆2040億円、売買高は15億8000万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数1044銘柄、値下がりは509銘柄、変わらずは74銘柄。
日経平均 38,790.56 +436.47
TOPIX 2,781.35 +20.17
スタンダード 1,329.74 +4.88
グロースCore 926.16 +1.82
グロース250 756.77 +5.75
6/25
経済指標&決算発表
・国内
5月企業向けサービス価格指数(8:50)
日銀金融政策決定会合の主な意見(6/16~17開催分)
《決算発表》
瑞光、ファーマライズ、セキチュー
・海外
米5月新築住宅販売件数(23:00)
米5年国債入札
《決算発表》
マイクロン・テクノロジー
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