グラーツ投資顧問の投資情報速報
★6月25日(水) 半導体関連銘柄へ幅広く資金が流入
▼本日の相場振り返り
米国株高を受け本日の東京市場も取引開始から幅広い銘柄へ買いが先行、日経平均は113円高と続伸で取引を開始。
前日の米国市場で長期金利の低下を足掛かりにハイテク株が買われた流れを受け東京市場でも取引開始は<8035>東京エレクや<6857>アドバン、<6920>レーザーテックなど指数寄与度の大きい値嵩の半導体関連銘柄へまとまった買いが波及し日経平均は113円高と続伸で取引を開始するも、買い一巡後は前日の大幅上昇の反動に加え足元144円台後半まで進んだ為替市場の円高を重しに目先の利益を確定させる売りに押され急速に上げ幅を縮小させるなど伸び悩みの様相に。
イスラエルとイランによる軍事的緊張の高まり、さらには米国によるイラン本土への攻撃という新たな地政学リスクを受け為替市場では【融資のドル買い】の観点から急速に円安が進行、日本株はこの円安にも支えられ主要先進国の株価指数に比べそこまで影響を受ける事無く、日経平均もリスク回避の売りには押されたものの節目である38,000円処では下げ渋るなど比較的底堅い動きが続いていた。
昨日には日足チャート上の38,533円処に位置する5日線を明確に捉えると、先週18日高値38,885円をも一時的に捉えるなど強い上昇を演じ次なる戻り目途である39,000円回復を睨んだ推移になってきたが、本日序盤に関しては急上昇の反動から39,000円回復を前に一旦は目先の利益を確定させる売りに押された格好である。
買い一巡後に戻り売りに押され一時マイナス圏に転落し38,754円まで下押しを見せた日経平均だが、先週までと同様に下値での買い意欲は強く深押しは見せない格好、売り一巡後は押し目買いで下げ渋りから切り返し即座にプラスに転換するなど先高への期待買いは強いものを感じた。
<285A>キオクシアや<6227>AIメカ、<6315>TOWAなど半導体関連銘柄の二番手として位置付けられている銘柄群が昨日に続き本日も取引開始からまとまった買いを集め強含み推移に、テクニカル的にも株価はまだ出遅れ感が強く、日経平均がここから一段高を演じ節目の39,000円回復から一段高を演じるようなら半導体関連銘柄として株価の大幅高にも期待が持てる感じである。
<6770>アルプスアルパインが買い気配スタートから一段高、今月11日高値1468円を捉え一時1476円まで買い進まれた。
買い材料視されたのが旧村上ファンド系による株式買い増し、新たな保有割合が従来の17.21%から18.23%に上昇したことが判明したことで思惑から買いを誘った格好、株価は本日までで4連騰とチャート上に位置する長期線を上回り一段高様相に、同社は電子部品メーカー大手で家電や情報機器向けで高い商品競争力を誇り、配当利回りも4%強と高い、にもかかわらず株価指標面でもPBRが1倍を下回る0.7倍台と解散価値を大きく下回るなどアクティビストから狙われてもおかしくはない。
プライム上場銘柄の中には同社のように社歴も長く知名度も高く技術面でも商品開発面でも優れているにもかかわらず株価が割安に放置されている銘柄がまだまだ多い、このあたりの銘柄を自分なりに精査し長い目線で投資するのも面白いのではないか。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で4兆2028億円、売買高は15億8200万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数738銘柄、値下がりは820銘柄、変わらずは69銘柄。
日経平均 38,942.07 +151.51
TOPIX 2,782.24 +0.89
スタンダード 1,330.48 +0.74
グロースCore 929.53 +3.37
グロース250 757.36 +0.59
6/26
経済指標&決算発表
・国内
配当・優待権利付き最終売買日
2年国債入札
《決算発表》
平和堂、ハローズ、FフォースG、YE DIGIT、NaITO、オプトエレ
・海外
米5月耐久財受注(21:30)
米NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
米7年国債入札
《決算発表》
マコーミック、ナイキ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
無料銘柄診断・無料相談・問い合わせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼メールで問い合わせはコチラをクリック
→【問い合わせフォームへ】←
(※24時間受付・営業時間内対応)
▼電話で問い合わせはコチラ
TEL:03-5847-3520
(※土日・祝日を除く 平日09:00~17:00)
━━━━━━━━━━━━━━━━━