グラーツ投資顧問の投資情報速報
★7月3日(木) 米雇用統計発表を前に様子見ムードの強い展開
▼本日の相場振り返り
3日の日経平均は34円高と小幅に3営業日ぶり反発で取引を開始、前日の米国市場でハイテク株主体のナスダック指数と機関投資家が運用ベンチマークとして採用するS&P500指数が最高値を更新した流れを受け東京市場でも直近売りに押されていた<8035>東京エレクや<6857>アドバンテストなど指数寄与度の大きい値嵩の半導体関連銘柄へ売り方の買い戻しが波及し日経平均3営業日ぶり反発の下支えになった格好。
前日比34円高の39,796円と3営業日ぶり小幅に反撥して取引を開始した日経平均だがその後の買いが続かず買い一巡後は戻り待ちの売りに押され伸び悩むなどまだ本格的なリバウンドは見せない格好、トランプ大統領による日本に対する関税上乗せ発言や日本時間今晩に発表される6月米雇用伊藤圭の発表を前に内容を見極めたい向きも多く積極的な買いが見られない形である。
米国で発表される6月雇用統計だが、市場では5月の13.9万人増からは若干減少し11万人増を見込んでいる、前日に発表された前哨戦となる民間ADP雇用統計は事前の市場見通し9.5万人増を大きく下回る3.3万人減で着地しており、今晩発表される本チャンの雇用統計もADP雇用統計と同様に弱い内容で着地することとなれば今月29-30日に開催されるFOMCで前倒しの利下げが実施される可能性も浮上する。
今の米国株式市場は利下げ期待で買われている部分が強く、もし市場の期待通りFRBが今月開催されるFOMCで利下げに踏み切れば株式市場の動きから考えると出尽くしからの売り反応、さらには米国景気は想像以上に悪いのではないかとの思惑から利益を確定させる動きが強まる可能性も考えられる。
年内に2回若しくは3回の利下げというものを市場では想定しているが、株式市場がFRBの利下げに対し買いで反応するのは9月か10月の会合後になる可能性が想定される、国内では今月20日に参議院選が行われるが現段階で自民の苦戦が予想されている、公職選挙法では参議院議員の任期満了である年7月28日の「前30日以内」で投開票日を定める必要がある、そう考えると27日の投開票で問題はないのだが、それをあえて3連休の中日、多くの有権者がレジャーや帰省で外出するタイミングである3連休の真ん中にしたのは?
若年層や無党派層が大挙して投票に行けば自民にとっては大きな痛手となる、もし参議院選で自民が大敗すれば?
株式市場は政局不安というものを最も嫌う、自民・公明の与党で124議席の過半数である63議席以上獲得なら何ら問題はないが、もし過半数に届かず過半数割れともなれば・・・・
昨年8月は日経平均が史上最大の下落を余儀なくさせられており、もしかすると今年も・・・
万が一を考え目先はキャッシュポジションを高めておきたい。
本日もお疲れ様でした!
▼主要指数&株式スケジュール
本日の東証プライムの売買代金は概算で5兆319億円、売買高は19億8800万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数827銘柄、値下がりは735銘柄、変わらずは65銘柄。
日経平均 39,785.90 +23.42
TOPIX 2,828.99 +2.95
スタンダード 1,336.34 -7.31
グロースCore 989.37 -3.11
グロース250 709.71 -4.30
7/04
経済指標&決算発表
・国内
5月家計調査(8:30)
《決算発表》
安川電、サンエー、アークス、アスクル、ハイデ日高、薬王堂HD、岡野バル、ミタチ、バイク王、メディ工房、暁飯島、ダイケン、アルテック、ニューテック、きょくと、エクスモーション
・海外
休場:米(独立記念日)
《決算発表》
特になし
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