グラーツ投資顧問の投資情報速報

人工知能関連

【人工知能】=【AI(artificial intelligence)】


人工知能とはコンピュータを使って、学習・推論・判断など人間の知能の働きを人工的に実現したものを指す。

この人工知能は様々な分野で活用されている。
例えばエアコンに搭載された人工知能は、エネルギー消費量や室温などのデータを収集し、省エネルギーの自動制御運転を行う。
また、機械学習を取り入れた人工知能ではサンプルデータを元に機械がルールや知識を自ら自動的に学習を行い、代表的なものとしては検索エンジンで、ウェブサイト内に使用されているキーワードからそのサイトの特徴を認識し、学習することで、質の低いコンテンツや、有害コンテンツを見分けて表示のランクを下げることが出来る。
また株式の世界では身近なところでは株式売買において、人工知能がアルゴリズムを用いて短時間で売買の判断を下すソフトウェアなどもあげられる。
さらに、自動運転車などの開発を加速させる狙いでトヨタ自動車は人工知能(AI)の研究で米国の有力2大学と連携するなど、自動運転への技術活用。他にも患者ごとに最適な薬を見つけるがん治療の研究や自然な会話ができるロボットなどもあり、実に幅広い分野で様々な活用がされているのが人工知能なのである。

今年に入り、人工知能関連銘柄が度々注目を浴びる格好となり、急騰銘柄が多数現れた。

たとえば米グーグルの研究部門であるGoogle DeepMindが開発した囲碁AI「AlphaGo(アルファ碁)」と、トップクラスのプロ棋士である韓国のイ・セドル氏が2016年3月9日~15日に韓国で五番勝負を行い、4勝1敗でAlphaGoの圧勝に終わったとの報道があったことで関連銘柄がにわかづいたのは記憶に新しい。

この勝利の背景にあったのは、このDeepMindの人工知能が用いている『ディープラーニング(深層学習:多層のニューラルネットによる機械学習)』という手法にあった。最近の人工知能について語る際には必ず出てくるキーワードなので、今後覚えておいて損はないだろう。
ディープラーニングを使えば、与えられた大量のデータの中から、単純に判断できないような大局的なパターンや意味のまとまりを識別することが可能だが、このディープラーニングを用いることで、DeepMindの人工知能は膨大な選択肢に溺れず、的確な手を打てるようになったのだ。

ディープラーニングは、極めて汎用的に使えるといったことが再認識されることとなったが、同時に弱点も露呈させている。

高度に訓練されたAIは、例え結果的に正しい判断であっても、人間にはまったく理解できない行動を取る場合があることだ。プロ棋士の解説者の説明でも何故AlphaGoの奇妙な打ち手が勝利につながったのか理解できない部分があったという。

この点は、AIと人間が共存する環境において、AIの判断が人間の生死に関わるような用途では、大きな問題だ。例えば、先にあげた自動運転車のAIが、周囲の人間には理解しがたい運転を繰り返すようでは、人命に関わる大きな事故を誘発しかねない。

このように弱点も露呈した人工知能ではあるが、しかし同時に更なる可能性も示されており、日本国内の関連企業の成長性にも益々期待が高まっていくだろう。

ぜひとも今後も関連銘柄には注目し、大化け銘柄発掘を狙ってみるのもよいだろう。

 

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