グラーツ投資顧問の投資情報速報

青森と新潟で鳥インフルエンザ発生でインフルエンザ関連銘柄に注目!

鳥インフルエンザ発生で注目されるインフルエンザ関連銘柄

青森県と新潟県の養鶏場などで鳥インフルエンザの疑いがある食用アヒルやニワトリが見つかったと報道されています。

鳥インフルエンザとは?

鳥類に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスのヒトへの感染症が、鳥インフルエンザです。また、鳥インフルエンザの原因となるA型インフルエンザウイルスを一般的に、鳥インフルエンザウイルスと呼び、鳥インフルエンザウイルスは、自然界においてカモ、アヒルなどの水鳥を中心とした多くの鳥類が腸内に保有しています。

インフルエンザといえば、厚生労働省は先日にも、今冬の流行入りを発表したばかりでしたが、流行となると社会的問題として、マスメディアでも大きく報道されやすい傾向があります。そのため株式市場の視線も集まりやすく、関連株への投資行動も後押しされやすい構造があるので関連銘柄をおさえておくと、報道があった際にすぐさま反応することが出来ます。

過去には新型インフルエンザが発生した年に、上昇に拍車が掛かるケースもありました。どういった銘柄が反応するかというと、ウイルス性呼吸器感染症を治療するワクチンや感染を防ぐマスクや殺菌剤などを扱う企業などがそれにあたります。

今回の鳥インフル発生については遺伝子検査の結果、高病原性と判断されたとの報道があり、両県とも「H5亜型」のウイルスが検出され、感染拡大を防ぐため、すでに発生場所で飼育されていた鳥の殺処分が開始されています。

高病原性鳥インフルエンザとは?

感染した鶏が高率に死亡してしまうような、病原性が高い鳥インフルエンザです。鳥インフルエンザのなかでも、鶏に感染させた場合に、高率に死亡させてしまうようなものを高病原性鳥インフルエンザといいます。高病原性鳥インフルエンザウイルスとしては、H5亜型のものとH7亜型のものが知られており、今回発見されたのが「H5亜型」ウイルスとなっています。

鳥インフルエンザウイルス(高病原性鳥インフルエンザウイルスを含む)はヒトにも感染するか?
鳥インフルエンザウイルスは、通常、ヒトに感染することはありませんが、感染した鳥に触れる等濃厚接触をした場合など、きわめて稀に鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染することがあります。
近年ではインドネシア、ベトナム、タイやエジプトを中心に、H5N1亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染し、鳥インフルエンザ(H5N1)を発症した事例が報告されており、早急な対策が望まれます。

政府は関係閣僚会議を開くなど今後の対応にも注目が集まっています。

政府は29日午前、首相官邸で関係閣僚会議を開いており、菅義偉官房長官は「政府一丸となって感染拡大の防止のため、緊張感を持って万全の対応をとっていく」と述べています。

韓国でも同じ型のウイルスが見つかっているなど、今後の拡大が懸念されますが、新たな報道があった際に鳥インフルエンザ関連銘柄を事前に押さえておきましょう。

鳥インフルエンザ関連銘柄

青森と新潟で発生した鳥インフルエンザからの思惑で11月29日に値上がりしたのはこれらの銘柄

東証2部【3161】アゼアス

米国デュポン社製の防護服販売が主力、自社製品も。畳資材、裏地などのアパレル資材も扱う。
防護服、たたみ資材、アパレル資材の製造・販売を行っています。感染拡大を防ぐ消毒作業のための防護服を手掛けており思惑が向かいます。

東証1部【3107】ダイワボウホールディングス

紡績大手。ダイワボウ情報システムを擁しIT関連分野を強化。繊維関連の経営資源一本化。
インフルエンザウィルスを防ぐマスクを開発、販売する同社はマスク需要の増加が思惑視されやすく、報道が過熱感を増してくれば更なる物色買いが見込まれます。鳥インフルエンザ、ヒトインフルエンザ、マイコプラズマや中国でのPM2.5が流行した際はまずは同社の値動きに注目してみましょう。

東証マザーズ【4585】UMNファーマ

独自製造技術を有する創薬ベンチャー。バイオ医薬品を提携先と共同開発。受託製造も手掛ける。
同社は2012年に東証マザーズに上場したバイオ医薬品の研究・開発・製造を行う創薬ベンチャーです。インフルエンザワクチンの開発を行っていることが物色を集めた背景と推測されます。

さらに今後注目しておきたいインフルエンザ関連銘柄はこちら

東証1部【4901】富士フイルムホールディングス

写真フィルムから液晶フィルム、医療機器、医薬等へ転換。傘下に事務機器大手富士ゼロックス。
抗インフルエンザウイルス剤を開発中の富山化学工業を買収している同社。富山化学が開発中の抗ウイルス剤は、ウイルスのRNAポリメラーゼに作用し、ウイルスの複製を阻害することから、鳥インフルエンザA(H5N1)型に有用性が期待されています。

東証2部【6946】日本アビオニクス

接合装置・赤外線カメラ・サーモグラフィ・マイクロエレクトロニクス・プリント配線板に関する商品・サービスを展開。
サーモグラフィでの体表温度スクリーニングにより、インフルエンザによる発熱兆候者を早期に発見することが出来ることから、こちらもインフルエンザ関連銘柄として注目。

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